■<就活企業研究シリーズ>企業業績、従業員数、給与と最近の株価
シリーズでお伝えしている「就活企業研究シリーズ」。最新のデータを参考に、中央大学法学部の卒業生が就職する就職先人数が上位企業ランキング及びその上場企業1社についてピックアップをし、有価証券報告書( https://www.nitorihd.co.jp/ir/items/201902_NITORI_houkoku.pdf )をもとに過去5年間の業績動向、従業員数、年間平均給与や最近1年間の株価動向について見ていきましょう。
■中央大学法学部の卒業生が就職する上位企業ランキング
中央大学が発表した2019年4月現在の同大学法学部を卒業した就職人数が5人以上の上位就職先は以下の通りです。
- 国税庁:18人
- 東京都庁:15人
- 大和証券グループ本社:13人
- 地方裁判所:12人
- 神奈川県横浜市役所:12人
- 三菱UFJ銀行:9人
- 第一生命保険:8人
- 厚生労働省:8人
- りそなホールディングス:7人
- みずほフィナンシャルグループ:7人
- 神奈川県庁:7人
- 東京都杉並区役所:6人
- 三井不動産リアルティ:5人
- 三井住友銀行:5人
- ニトリ:5人
- 総務省:5人
- 埼玉県庁:5人
- 東京都大田区役所:5人
■就職先企業の業績、従業員数、給与と最近の株価
さて、上記就職先企業の中から、特徴的な企業の業績動向や従業員数、給与とともに最近の株価を見ていきましょう。
ニトリホールディングス
同社の過去5年の業績動向を見ていきましょう。
投資家が注目する親会社株主に帰属する当期純利益は、2015年2月期は414億円、2016年2月期は469億円、2017年2月期は599億円、2018年2月期は642億円、2019年2月期は681億円となっています。
では、同社の従業員数や給料はどうなっているのでしょうか。
連結の従業員数は1万2668人。また、単体の従業員数は347人で平均年間給与は855.1万円となっています。平均年齢は42.3歳です。
最後に同社の過去1年の株価動向について見てみましょう。
過去1年は、昨年秋には17000円を超えるなどしましたが、現在は15000円台の株価水準となっています(2019年10月現在)。
ニトリホールディングスの過去1年の株価推移

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■まとめにかえて
ここでお示ししたランキングや企業が必ずしも学生の人気ランキング順というわけではありません。
積極的に採用する企業が結果として上位就職先企業となっている側面もあります。ただ、学生が就職を希望しないことには最終的には就職先にはなりません。
最後に、企業研究をする際には、今回参考したような有価証券報告書や決算説明会資料なども参考にするとよいでしょう。決算説明会資料はどの投資家にもわかるように説明がされていることも多く、学生にとっても有益な資料といえます。決算説明会資料はアニュアルレポートほど堅苦しくなく、事業ごとの業績が分かりやすい資料といえます。
【参考資料】
中央大学「2018年度(2019年3月、2018年9月)卒業生 就職先企業データ 法学部」( https://www.chuo-u.ac.jp/uploads/2019/06/career_center_employment_data_2018_03.pdf?1564123394745 )