■企業年収給与研究シリーズ



新生銀行の給料はどのくらいかの画像はこちら >>



シリーズでお伝えしている「企業年収給与研究」。最新の有価証券報告書( https://sp.shinseibank.com/corporate/ir/yuho/yuho_2018/yuho1903.pdf )をもとに注目企業の従業員の年収・給与や従業員数を見ていきましょう。

今回は国内大手銀行グループである新生銀行です。



■新生銀行の平均年間給与はいくらか



新生銀行(提出会社)の2019年3月31日時点での平均年間給与は767.7万円と700万円を超えています。また、従業員の平均年齢は42.0歳で40歳を上回っています。平均勤続年数は11.0年となっています。



■新生銀行の従業員数は何人か



有価証券報告書の提出会社(単体)の従業員数は2019年3月31日時点で2248名。単体で2000人以上の従業員数がいます。単体のセグメント別従業員数は以下の通りです。



  • 法人業務・法人営業:331名
  • 法人業務・ストラクチャード ファイナンス:145名
  • 法人業務・プリンシパルトランザクションズ:46名
  • 金融市場業務・市場営業:54名
  • 金融市場業務・その他金融市場業務:22名
  • 個人業務・リテールバンキング:754名
  • 個人業務・コンシューマーファイナンス・新生フィナンシャル:141名
  • 個人業務・コンシューマーファイナンス・その他:22名
  • 経営勘定/その他・トレジャリー:31名
  • 経営勘定/その他・その他:702名

また、連結の従業員数は5179名。セグメントごとの内訳は以下の通りです。



  • 法人業務・法人営業:397名
  • 法人業務・ストラクチャード ファイナンス:145名
  • 法人業務・プリンシパルトランザクションズ:150名
  • 法人業務・昭和リース:468名
  • 金融市場業務・市場営業:54名
  • 金融市場業務・その他金融市場業務:101名
  • 個人業務・リテールバンキング:808名
  • 個人業務・コンシューマーファイナンス・新生フィナンシャル:908名
  • 個人業務・コンシューマーファイナンス・アプラスフィナンシャル:1261名
  • 個人業務・コンシューマーファイナンス・その他:96名
  • 経営勘定/その他・トレジャリー:31名
  • 経営勘定/その他・その他:760名

■過去5年の業績動向



新生銀行(連結)の業績推移についても見ておきましょう。



まず、連結経常収益ですが、過去5年をみると、2015年3月期は3973億円、2016年3月期は3757億円、2017年3月期は3804億円、2018年3月期は3838億円、2019年3月期は3722億円となっています。



また、連結経常利益については、2015年3月期の730億円から2017年3月期の475億円まで減益が続きましたが、その後は2018年3月期は568億円、2019年3月期は553億円でした。



投資家が重視する「ボトムライン」でもある親会社株主に帰属する当期純利益は、2015年3月期の678億円から2017年3月期の507億円まで減益が継続しましたが、その後は2018年3月期は514億円、2019年3月期は523億円となっています。



※新生銀行の2018年3月31日時点での給与についてはこちら( https://limo.media/articles/-/8531 )



■まとめにかえて



年収や給与といった金銭面での条件は仕事をする人にとっては誰もが気になる要素ではないでしょうか。金銭面での処遇以外にも、働きがいや働きやすさといった職場環境が大事なのは言うまでもありません。



ただ、年収や給与などの「お金」の話は親しい仲でも聞きにくいというのが実際ではないでしょうか。こうしたデータが就職活動や転職活動の参考になれば幸いです。



【注意点】有価証券報告書における年間平均給与及び従業員数について

平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでいます。また、従業員数は就業人数です。基本的には、社外からの出向者を含み、社外への出向者は含みません。



【ご参考】有価証券報告書とは

日本証券業協会によれば、有価証券報告書は「金融商品取引法に基づいて上場会社が事業年度ごとに作成する会社内容の開示資料です。株式を上場している会社は、各事業年度終了後、3か月以内に財務局長および上場証券取引所に有価証券報告書の提出が義務付けられています」とされています。





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