■企業年収給与研究シリーズ



創業者は松下幸之助。パナソニックの給料はどのくらいかの画像はこちら >>

シリーズでお伝えしている「企業年収給与研究」。最新の有価証券報告書( https://www.panasonic.com/jp/corporate/ir/pdf/Report2019.pdf )をもとに注目企業の従業員の年収・給与や従業員数を見ていきましょう。

今回は国内大手電機メーカーであるパナソニックです。



■パナソニックの従業員数は何人か



有価証券報告書の提出会社(単体)の従業員数は2020年3月31日時点で6万455名。単体で6万人以上の従業員数がいます。単体のセグメント別従業員数は以下の通りです。



  • アプライアンス:1万2776名
  • ライフソリューションズ:1万2379名
  • コネクティッドソリューションズ:9645名
  • オートモーティブ:8402名
  • インダストリアルソリューションズ:1万2808名
  • その他:1594名
  • 全社(共通):2851名

また、連結の従業員数は25万9385名。セグメントごとの内訳は以下の通りです。



  • アプライアンス:6万7789名
  • ライフソリューションズ:4万8154名
  • コネクティッドソリューションズ:2万6753名
  • オートモーティブ:3万1363名
  • インダストリアルソリューションズ:6万9215名
  • その他:1万3260名
  • 全社(共通):2851名

■過去5年の業績動向



パナソニック(連結)の業績推移についても見ておきましょう。



まず、売上高ですが、過去5年をみると、2016年3月期は7兆6263億円、2017年3月期は7兆3437億円、2018年3月期は7兆9821億円、2019年3月期は8兆27億円、2020年3月期は7兆4906億円となっています。



また、税引前利益については、2016年3月期の2275億円から2019年3月期の4164億円まで増益が続きましたが、2020年3月期は2910億円でした。



投資家が重視する「ボトムライン」でもある親会社の所有者に帰属する当期純利益は、2016年3月期は1652億円、2017年3月期は1493億円、2018年3月期は2360億円、2019年3月期は2841億円、2020年3月期は2257億円となっています。



■パナソニックの平均年間給与はいくらか



それでは最後に、気になるパナソニックの給与と従業員の年齢、勤続年数などを見ていきましょう。



パナソニック(提出会社)の2020年3月31日時点での平均年間給与は754.6万円と700万円を超えています。

また、従業員の平均年齢は45.7歳で40歳を上回っています。平均勤続年数は22.7年となっています。



■まとめにかえて



年収や給与といった金銭面での条件は仕事をする人にとっては誰もが気になる要素ではないでしょうか。金銭面での処遇以外にも、働きがいや働きやすさといった職場環境が大事なのは言うまでもありません。



ただ、年収や給与などの「お金」の話は親しい仲でも聞きにくいというのが実際ではないでしょうか。こうしたデータが就職活動や転職活動の参考になれば幸いです。



【注意点】有価証券報告書における年間平均給与及び従業員数について

平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでいます。また、従業員数は就業人数です。基本的には、社外からの出向者を含み、社外への出向者は含みません。



【ご参考】有価証券報告書とは

日本証券業協会によれば、有価証券報告書は「金融商品取引法に基づいて上場会社が事業年度ごとに作成する会社内容の開示資料です。株式を上場している会社は、各事業年度終了後、3か月以内に財務局長および上場証券取引所に有価証券報告書の提出が義務付けられています」とされています。



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