新型コロナウイルスの流行により、現金に直接触れることへの懸念からキャッシュレスに注目が集まり普及が進んでいます。キャッシュレスの導入に欠かせないのがクレジットカードです。
今回はクレジットカードマニアの筆者が、「dカード GOLD」と「楽天プレミアムカード」を比較したので紹介していきます。両クレカともゴールドカードの中では人気のクレジットカードになっています。クレジットカード選びの参考になれば幸いです。
■「dカード GOLD」と「楽天プレミアムカード」を比較
それでは早速、「dカード GOLD」と「楽天プレミアムカード」を項目ごとに比較していきましょう。

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国際ブランドの違い
両クレカに共通して選べる国際ブランドは、VISAとMastercardです。
楽天プレミアムカードはそれに加えて、JCB、American Expressを選択することができるクレジットカードです。国際ブランドの豊富さについては、楽天プレミアムカードに軍配が上がりました。
ポイント還元の違い
続いてポイント還元の違いについてみていきましょう。ポイントがたまる金額については両者、100円(税込)につき1ポイントと変わりません。対象の国際ブランドの加盟店であれば、100円(税込)につき1ポイント、1%の還元率です。
注目するべき点が最大の還元率です。dカード GOLDはドコモのケータイ、ドコモ光の利用料金は10%還元されます。10%というのは利用者からすれば大きな数字です。
一方で、楽天プレミアムカードの最大の還元率は5%です。楽天グループでの利用が条件になります。仮にドコモのケータイ、ドコモ光のユーザーであった場合に合計の利用金額が1万5000円とすると、1500ポイントが毎月たまることになります。楽天グループで1500ポイント貯めようとすると、3万円の買い物が最低でも必要になってきます。
生活スタイルにもよりますが、ドコモのケータイ、ドコモ光ユーザーである場合はポイントが溜まりやすいということは言うまでもありません。日用品などの買い物を全て楽天で購入している人であれば、個人的な体験も含めて言うと、楽天プレミアムカードで1500ポイント以上のポイントを1ヶ月で貯めることは簡単です。
ドコモユーザーか楽天経済圏かで人によってメリットは変わってくるでしょう。また、ドコモユーザーかつ楽天経済圏の人は自分の買い物の仕方、携帯料金などを加味し、比較してみてメリットの大きい方を選ぶとよいでしょう。
付帯保険の違い
次に付帯保険の違いについてです。dカード GOLDと楽天プレミアムカードには付帯保険があります。大きく違いはありませんが、唯一補償の金額で差が出ているのが海外旅行損害保険です。
dカード GOLDが最大1億円なことに対して、楽天プレミアムカードは最大5000万円までです。海外旅行損害保険については、dカード GOLDに軍配があがりました。
利用できるラウンジの違い
利用できるラウンジの違いについて解説します。dカード GOLDは国内・ハワイの主要空港でラウンジを無料で利用できるのに対して、楽天プレミアムカードも同等のラウンジを利用できます。
楽天プレミアムカードは国内・ハワイの主要空港以外に、韓国、仁川空港のラウンジを利用できるだけではなく、世界148カ国600以上の都市や地域で、1300カ所以上の空港ラウンジが利用できる会員制サービス、プライオリティ・パス会員カードの発行を無料で申し込めます。利用できるラウンジの豊富さは楽天プレミアムカードに軍配があがりました。
スマホ決済の違い
最後にスマホ決済についてです。dカード GOLDはApple Payに対応しています。一方で楽天プレミアムカードはApple Pay、Google Pay、楽天ペイに対応しており、スマホ決済の豊富さは楽天プレミアムカードの方が優っています。
■まとめにかえて
いかがでしたでしょうか。今回は、dカード GOLDと楽天プレミアムカードを比較しました。それぞれ年会費は1万1000円(税込)で、100円(税込)につき1ポイントたまりますが、ドコモのケータイ、ドコモ光のユーザーかどうか、楽天経済圏の人かどうかでそれぞれメリットは異なるでしょう。少しでもクレジットカード選びの参考になれば幸いです。
■参考資料
- dカード GOLD( https://d-card.jp/st/abouts/d-cardgoldapply.html )
- 楽天プレミアムカード( https://www.rakuten-card.co.jp/card/rakuten-premium-card/ )