競馬、好きですか?



じっくり研究・予想を重ねて馬券を買う本格派から、「ウマ娘プリティーダービー」をきっかけに競馬に興味を持ち始めたビギナーさんまで、競馬ファンのすそ野は実に広いといえそうです。



2022年3月14日現在、JRAの開催競馬場では、指定席・スマートシート・入場券をネット予約した場合のみ入場可能。

地方競馬場の中にも、事前予約者のみ入場可としたり、無観客で開催するケースも。



そんなコロナ禍では、自宅でテレビ観戦しながらネットで馬券を購入する方も増えたはず。そこで、今回は馬券をネットで購入できるサイトを、3つご紹介していきます。



【こちらもおススメ】【競馬】最強馬を5つの定義で選んでみた。伝説の名馬5頭を紹介( https://limo.media/articles/-/28124 )



■1.JRAネット投票



JRA(日本中央競馬会)が運営する投票サイトです。以下の3つの投票方法に分かれています。



  • 即PAT:即日から利用できて、基本的にJRA、地方、海外競馬の全てが購入可能
  • A-PAT:A-PAT専用口座の開設が必要、ただし電話での馬券購入も可能
  • JRAダイレクト:指定クレジットカードで引き落とし可能で、システム利用料がかかる。

JRAネット投票の特徴をまとめてみました。



  • 中央競馬と地方競馬どちらも購入可能
  • win5・指定の海外レースの購入が可能

※購入できる馬券は投票方法によって異なります。JRAダイレクトで購入できるのは中央競馬のみです。



■JRAネット投票のメリット



中央競馬と地方競馬、両方の馬券が購入できるのは大きなメリットといえるでしょう。



また、WIN5がネット購入できるのもJRAネット登場だけ。

WIN5とは、JRAが指定する5つのレースそれぞれで1着になると思う馬を選び、5レース全ての1着馬を当てる馬券です。



競馬のルールや競馬に関わる人々の知識など、競馬に親しみ始めた人にも分かりやすい工夫がされています。初めて馬券をネット購入する人は、まずJRAネット投票を利用してみるのもよいかもしれません。



また、JRA公式サイトでは、中央競馬の全10競馬場の指定席のネット予約も可能です。



■JRAネット投票のデメリット



JRAネット投票のやや不便な点は、指定口座が限られているという点でしょう。2022年3月14日現在、即PATの場合に利用できる銀行は、以下の9行のみです。



  • PayPay銀行
  • 楽天銀行
  • 三井住友銀行
  • 三菱UFJ銀行
  • 住信SBIネット銀行
  • ゆうちょ銀行
  • りそな銀行
  • 埼玉りそな銀行
  • auじぶん銀行

■2.楽天競馬



楽天競馬は、その名の通り楽天グループが運営する地方競馬専門の投票サイト。2007年に運営がスタートしています。



楽天競馬の主な特徴は、以下の通りです。



  • 地方競馬全場の馬券を購入可能
  • 馬券を購入すると、楽天ポイントが発生する
  • 新規登録するだけででポイントが付与される

■楽天競馬のメリット



楽天競馬のメリットは、やはりポイント関連といえそうです。



「馬券を購入して、楽天ポイントが付与される」という点で、日ごろから「ポイ活」を意識している人には嬉しいかもしれません。たとえ馬券が外れても、ポイントが貯まるわけです。



また、各レース前夜に発表される「日替りポイントキャンペーン」(エントリー制)では、最大10%還元となることも。



■楽天競馬のデメリット



楽天競馬のデメリットとしては、楽天競馬が扱うのは地方競馬のみである点。中央競馬の馬券は購入できません。



また、楽天競馬を利用する際には、楽天銀行の口座開設をする必要があり、この点にハードルを感じる人もいるでしょう。



ただし、日ごろから楽天系のサービスを利用する機会が多ければ、「楽天経済圏」で効率よくポイントを貯める工夫のひとつとなり得ます。特に楽天銀行に口座を持っている方はスタートしやすいはず。検討してもよいでしょう。



■3.オッズパーク



最後にご紹介するのは、「オッズパーク」。ソフトバンク子会社であるSBプレイヤーズ株式会社が運営するサービスです。



オッズパークも楽天競馬同様、購入できるのは地方競馬の馬券のみです。



■オッズパークのメリット



  • 指定口座が多い
  • 地方競馬以外にも競輪、オートレースの購入が可能
  • オッズパークLOTOで重勝馬券が購入可能

JRAや楽天競馬と比較したときのメリットとしてまず挙げられるのは、指定口座が多い点でしょう。



オッズパークは大手都市銀行以外にも、多くの地方銀行口座に対応しています。

2022年3月14日現在、指定銀行を利用する場合に使えるのは以下の32行です。



  • ゆうちょ銀行
  • 三菱UFJ銀行
  • 三井住友銀行
  • PayPay銀行
  • 楽天銀行
  • 住信SBIネット銀行
  • じぶん銀行
  • イオン銀行
  • りそな銀行
  • 埼玉りそな銀行
  • 北洋銀行
  • 北海道銀行
  • 七十七銀行
  • 東邦銀行
  • 常陽銀行
  • 足利銀行
  • 群馬銀行
  • 千葉銀行
  • 横浜銀行
  • スルガ銀行
  • 八十二銀行
  • 北陸銀行
  • 十六銀行
  • 百五銀行
  • 京都銀行
  • 池田泉州銀行
  • 中国銀行
  • 広島銀行
  • 四国銀行
  • 福岡銀行
  • 西日本シティ銀行
  • 十八親和銀行

また、これ以外の銀行を利用したい場合は、「すぐかえーる会員」として、ペイジー(Pay-easy)決済が可能。(ただし条件により入金・精算手数料がかかります)



■オッズパークのデメリット



オッズパークのデメリットとしては、以下が挙げられるでしょう。



  • 中央競馬、および南関東競馬(大井、川崎、浦和、船橋)の馬券が購入できない
  • 退会手続きが郵送、もしくはFAXでの受付となる

南関東競馬では交流レースも多く開催されるため、競馬ファンとしてはやや物足りなさを感じるかもしれません。また、退会手続きがネットで完結しない点は、やや不便と言えそうです。



■まとめにかえて



今回は競馬ファンにおすすめできるネット購入サイトを3つほど紹介しました。



スマートフォンやパソコンでの操作のしやすさ、出入金の手軽さなどをチェックしてみましょう。



競馬場で手に汗握りながら推しウマを応援するのもよし、自宅で競馬番組を見ながら、クールな気持ちで勝馬を予想するのもよし。



競馬は節度を持って楽しめば、実に奥深いレジャーです。



■参考資料



  • JRA「営業最新情報(3月10日(木曜)更新)」( https://www.jra.go.jp/kouza/information/ )
  • 地方競馬全国協会「地方競馬における競馬場の入場について」( https://www.keiba.go.jp/2020info/#saikai )
  • JRA「電話・インターネット投票」( https://www.jra.go.jp/dento/ )
  • 楽天競馬( https://keiba.rakuten.co.jp/ )
  • オッズパーク( https://www.oddspark.com/ )
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