■日経平均株価の動向
日経平均株価の3カ月間の推移
出所:日本経済新聞「日経平均株価」
2022年4月8日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は、前日比97円23銭高の2万6985円80銭でした。
3日ぶりの反発ですが。
心理的な節目となる2万7000円も終値ベースで割り込みました。
2022年4月4日には東証の市場区分が再編され、プライム、スタンダード、グロースの3市場が始動しました。
しかし、積極的な売買にはつながらず、ご祝儀相場にもなりませんでした。
週間の売買代金も前週の旧東証1部を下回りました。
盛り上がりに欠けた要因としては、上場維持基準を満たさない銘柄が、経過措置の適用を受けて数多く残ったことだと言われています。
目新しさがなく買い控えとなりました。
むしろ、米連邦準備理事会(FRB)の金融引き締めへの警戒感から売りが出やすい局面となりました。
■日経平均株価の予想
日経平均株価の1年間の推移
出所:日本経済新聞「日経平均株価」
今週の展開はどうなるでしょうか。
8日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続伸し、前日比137ドル55セント高の3万4721ドル12セントで終えました。
米長期金利が2.73%と3年ぶりの高水準となったことから、ハイテク株が売られる一方で、金融株は買われました。
日本株も週初から連れ高になってほしいところですが、米長期金利の上昇に対しては警戒感を持つ投資家が多いことから、上値の重い展開になりそうです。
半導体関連銘柄が売られる可能性もあります。
11日にはFRBのボウマン理事の講演なども予定されており、発言の内容によっては相場が振られこともあります。
特にタカ派の発言が出ると下押し圧力となります。
ロシアのウクライナ侵攻を巡るリスクにも引き続き注意が必要です。
中国では3月以降、新型コロナの新規感染者数が増え、長春市、上海市などで都市封鎖となっています。
日系自動車メーカーの新車販売やサプライチェーンに影響が出ているようです。
長引くようであれば業績へのインパクトとなります。
2022年4月12日には米国の3月消費者物価指数(CPI)も発表されます。
2月は40年ぶりの伸びでした。さらに伸びるようであれば、インフレ懸念にもつながります。
■日経平均株価のテクニカル分析
日経平均株価の10年間の推移
出所:日本経済新聞「日経平均株価」
先週の日経平均の値動きをテクニカル面から振り返ってみましょう。
3月25日に一時200日移動平均線を突破するなど、順調に伸びてきましたが、その後上値を押さえられました。
週初は75日線付近で下値をサポートされていましたが、週半ばにローソク足の実体が75日線を割り込むと、そのまま窓をあけて陰線が続く展開となりました。
今週以降の展開はどうなるでしょうか。
現在、ローソク足の実体が25日線付近で下げ止まっています。
週末8日のローソク足は下ヒゲが長く、今週からの戻りにも期待できます。
ポイントとしてはまず、75日線を回復できるかどうか。
75日線で下値をサポートされていることが確認できれば、押し目が確認できます。
ただし、その上にはすぐ200日線が控えているので、若干もみ合うことも考えられます。
判断が難しければ、直近の戻り高値である3月25日の高値(2万8338円)を超えるのを待つのも一つの方法です。
逆にここからさらに調整するとすれば、下値メドは25日線の2万6770円付近となりますが、その下には3月9日から3月25日までの上昇の半値押し(2万6500円付近)があります。
このあたりを割るようであれば警戒が必要ですが、逆に、押し目買いを狙っている投資家も多そうです。
長期チャートで見ると、現状は上昇トレンドの途中の一服といったところ。
目線を上に持ち、チャンスがあればついていきたいところです。

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