■柏餅、ちまき、ちらし寿司…こどもの日の食べ物に地域差はある?



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5月5日は「こどもの日(端午の節句)」。こどもの日を目前に、何を食べようか悩んでいる方もいるのではないでしょうか。



子どもの健やかな成長を願う節句だからこそ、縁起の良いものを食べたいですよね。



こどもの日の代表的な食べ物といえば「柏餅」や「ちまき」ですが、地域によってこどもの日に何を食べるかは傾向が異なるようです。



少し前の調査になりますが、アクトインディ株式会社が運営する「いこーよ」が小学生以下の男の子がいる保護者524名を対象としたアンケート調査より、こどもの日にみんなが食べるものを東日本と西日本にわけて見ていきましょう(2020年4月28日公表)。



■【東日本・西日本】みんなが決まって食べているものは?



「いこーよ」の調査より、こどもの日に食べるものを全国と東日本・西日本に分けて確認します。



「こどもの日」みんな何食べる?【東日本・西日本】それぞれの傾向をチェック

出典:アクトインディ株式会社運営「いこーよ」調べ



■こどもの日に決まって食べるもの:東日本・西日本



  • 柏餅:37%・34%
  • ちらし寿司:34%・28%
  • ちまき:6%・19%
  • 赤飯:7%・4%
  • カツオ、タイ等の縁起魚:3%・3%
  • ブリ、スズキ等の出世魚:2%・2%

最も食べられているのは「柏餅」(35%)と「ちらし寿司」(31%)。次に「ちまき」(12%)が続きました。



全国的にこどもの日に食べるものの傾向は似ているものの、「ちまき」が西日本で19%に対し、東日本では6%。西日本の方がちまきを食べる習慣があるようです。



ちまきは香りのある笹や茅などの葉で包むことから邪気を祓う意味があり、厄除けの意味が込められているそう。ちまきを食べる風習は中国に起源があると言われており、奈良時代に奈良から関西や近畿地方へと伝わったという説があります。



東日本では江戸時代の武家社会に由来する「柏餅」が主流。柏の木の葉は新芽が出るまで古い葉が落ちないため、「家系が絶えない」という願いが込められています。



今はスーパーなどでどちらも気軽に購入できますよね。



また「ちらし寿司」は東日本で34%・西日本では28%、「赤飯」は東日本で7%・西日本では4%と東日本のほうが多い傾向にありました。



「こいのぼりのちらし寿司」「ちらし寿司ケーキ」などアレンジするとお子さんも喜びそうですね!



■好きなものを食べる!派もたくさん



せっかくの子どもの日だから、子どもの好きなものを食べる方も多いようです。同調査より、コメントを見てみましょう。



  • ハンバーグとからあげとマカロニサラダ(5歳女の子・9歳男の子のパパ:40代会社員)
  • 子どもの希望に任せて食べたいものを料理するか、外食する(6歳男の子のママ:30代主婦)
  • 子どもの好きな物。茶色い物を中心にだし、ケーキは絶対ですね!(1歳女の子・4歳男の子のママ:20代パート)
  • 寿司、ピザ、ケーキ(5歳男の子のパパ:40代会社員)

ハンバーグ、唐揚げ、お寿司あたりは定番でしょうか。



内閣府によると、こどもの日は「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」として1948年に制定されています。



お子さんだけでなく、ママやパパも好きなものを食べてお祝いしたいですね。



■こどもの日を楽しもう!



他にもこいのぼりや五月人形を飾ったり、菖蒲湯に入るなどイベントの多い「こどもの日」。飾りを見たり、子どもの日にちなんだものを食べたりすることで、お子さんも伝統を感じることでしょう。



伝統を取り入れつつ、みんなの好きなものを食べて年に一度のこどもの日を楽しんでくださいね。



■参考資料



  • PRTIMES「2020年 子どもの日調査 「ちまきを食べる」は約1割」( https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000199.000026954.html )
  • 内閣府「国民の祝日」について( https://www8.cao.go.jp/chosei/shukujitsu/gaiyou.html )
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