夏が近づき、旅行などの計画を立てている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、お金の使い過ぎには気を付けたいところ。
元銀行員の筆者は「富裕層」と呼ばれる人を多く見てきました。
今回は、過去LIMOで配信した『富裕層が自然とやっている「どんどんお金が貯まる人」の行動と思考3選』( https://limo.media/articles/-/27985 )を引用しながらお金持ちの特徴を紹介したうえで、将来にわたって実践したい貯蓄術も紹介します。
■1. 「富裕層」の定義
そもそも「富裕層」と呼ばれる人たちはどのような人を指すのか気になりますよね。
一例として、野村総合研究所のデータを見てみましょう。
出所:野村総合研究所「野村総合研究所、日本の富裕層は133万世帯、純金融資産総額は333兆円と推計」
上記によると、「富裕層」は1億円以上5億円未満の純金融資産保有額がある世帯。
5000万円以上1億未満を「準富裕層」、5億円以上を「超富裕層」と呼びます。
全体から見ると約2%の世帯が富裕層になります。
■2. 富裕層の行動・思考①「ムダなお金と時間は使わない」
バンバンお金を使うイメージがあるお金持ちですが、実際にはお金を使うことに対してシビアです。
物を買うときには「本当にこれに対してこれだけのお金を支払う価値があるのか」をじっくり考えます。
買うに値しないものは買わず、他で代替できるものがあれば代替するなどして、なんとなく新しいものを買うことはしません。物持ちも良く、時にはケチだと思われてしまうこともあるでしょう。
ムダなお金を使わないのは、「お金に対する価値基準」がしっかりしているとも言えます。
不要なものには使いませんが、使うべきコト・モノには使い、その判断の軸が定まっています。
その視点も目先のことだけでなく、中長期的な視点で考えていました。
これはお金を使うときだけでなく、お金を稼ぐこと(仕事)や投資に対しても言えます。
お金を稼ぐ・使う・投資することに対して、それ相応の価値があるのか、そこにかけるお金で将来的にどうなるかも俯瞰して判断しています。
また、「時は金なり」といいますが、時間に対してもムダな時間は過ごしません。
仕事は多忙なものの、メリハリをつけて友人や家族との時間を大切にしている人が多くみられました。
■3. 富裕層の行動・思考②「考え方が中立的で、軌道修正が早い」
お金持ちは我が強かったり、自分の意見を強く持っていたりする印象があるかもしれません。
たしかに自分の意見はしっかりと持っていますが、それにこだわり続けたり、人に押し付けたりするようなことはあまりありません。
人の話をじっくり聞き、自分とは違う考えでもはじめから否定せず、そういう考えもあると一旦は受け入れます。
また、自分が持ち合わせていなかった価値観でも、良いと判断すれば受け入れ、時に考えや行動を変えることもあるでしょう。
人間誰しも失敗しますが、失敗をした時もきちんと受け入れ、どこを反省し次はどうすべきかを考えて行動するまでの時間が早いです。
時代や価値観は常に移ろいゆくもの。
自分の考えを持つことは大切ですが、固執してしまうとムダになることや損することもあるでしょう。
■4. 富裕層の行動・思考③「好きなものを選び、人生を楽しんでいる」
基本的にお金持ちは人生を楽しんでいます。
好きなことや得意なことを仕事にしている人が多く、仕事について楽しそうに語ってくれ、夢中になっている様子がうかがえました。
好きなことや得意なものであれば、長時間やっても苦にならず、長く続けることができますよね。
失敗しても好きだからこそ切り替えが早く、自身の行動を省みて、より良くなるためにと次の行動へとうつることができるのでしょう。
学ぶ意欲が高く、アンテナも広くはれるため、仕事で成功する確率が高いのだと感じました。
お金持ちが楽しむのは仕事だけではありません。
多忙なものの家族を大切にするようす、また趣味を楽しむようすも見られます。
自分の好き嫌いを把握し、好きなもの・得意なことに時間をかける方が多いのでしょう。
■5. 生涯にわたって実践したい貯蓄術
「貯蓄は老後を迎えてから取り組めばいいや」と先延ばしにしていると、収入面の変化や臨時の出費、さらには健康状態の変化などにより、思うように貯蓄できない可能性もあります。
金銭的な不安を抱えたまま老後を迎えることになりかねません。
そのため、今あるお金、今後もらうお金について、工夫をこらすことが重要となってきます。
老後に向けて大きな資産をつくる際の3つのポイントをお伝えします。
■5.1 「世界株式」に目を向ける
まず、大きな資産を作っていく際には、成長する資産に着目することが大切です。
経済成長が見込める先に投資している金融商品(=成長資産)を選びましょう。
その好例である、世界株式のような「伸びしろがある」資産で、仮に年率6%で運用ができた場合、12年間で資産は倍に増えます。
今後も成長することが見込める世界経済に、長期的な視点に目を向けていかれるとよいでしょう。
■5.2 「長期積立」でコツコツ運用を
次に大切にしたいのが、「長期・積立・分散」のキーワード。
金融商品は日々値動きがありますので、一括で大きな金額を買うと、値下がりした場合に大きく損が出る可能性もあります。
一方、定期的に積立投資を行う場合は「価格が高いときには少なく、価格が低いときには多く」買い付けます。
買いつけのタイミングを分散させることで、購入単価が平均化(ならされること)に繋がり、値動きの影響を受けにくくなるのです。
リスクを抑えながら、運用益の安定を目指していけると理想的ですね。
■5.3 「投資と保障のバランス」を意識する
最後に、積立投資を長期戦で進める場合、定期収入があることが前提となるでしょう。
積立に回す資金が枯渇した場合、資産運用そのものの継続が難しくなる可能性も。
ケガや病気、自然災害といった不可抗力は、いつ私たちの暮らしを襲うか分かりません。
収入激減や病気などのリスクに備え、最低限の保障を、保険商品で備えておければ理想的です。
■6. まとめにかえて
いかがだったでしょうか。
「好きなものを選び、人生を楽しむ」などは、多くの人が実践できるものです。
また、貯蓄に関しても、すぐできるものもあるはずです。参考になれば、幸いです。
■参考資料
- 野村総合研究所「野村総合研究所、日本の富裕層は133万世帯、純金融資産総額は333兆円と推計」( https://www.nri.com/jp/news/newsrelease/lst/2020/cc/1221_1 )
- 富裕層が自然とやっている「どんどんお金が貯まる人」の行動と思考3選( https://limo.media/articles/-/27985 )

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