年収600万円と聞くと、「不自由ない生活が可能」という印象でしょうか。



最近は共働きで世帯収入を上げる「パワーカップル」という言葉もありますが、国税庁の調査によれば、単身で年収600万円は日本で約6.5%です。



年収600万円台は日本で1割未満?手取りや貯蓄、600万円超の15職種もチェック【年収一覧表】

出典:国税庁 「令和2年分 民間給与実態統計調査」



そこで今回は年収600万円超の業種や貯蓄、手取りの実態をご紹介していきたいと思います。



■平均年収600万円を達成している15の職種とは



まずは転職サービスdodaの「平均年収ランキング(平均年収/生涯賃金)【最新版】」より、平均年収で600万円を達成している職種をみてみましょう。



■職種別の平均年収ランキング



  • 1位:投資銀行業務:903万円
  • 2位:運用(ファンドマネジャー/ディーラー):744万円
  • 3位:MR:713万円
  • 4位:リスクコンサルタント:704万円
  • 5位:内部監査:700万円
  • 6位:プロジェクトマネジャー:671万円
  • 7位:業務改革コンサルタント(BPR):667万円
  • 8位:プロジェクトマネジメント:666万円
  • 9位:戦略/経営コンサルタント:664万円
  • 10位:知的財産/特許:656万円
  • 11位:会計専門職/会計士:635万円
  • 12位:プリセールス:630万円
  • 13位:内部統制:621万円
  • 14位:経営企画/事業企画:618万円
  • 15位:法務:614万円

金融やITなどの専門スキルがある職種が上位を占めていますね。



■年収600万円の手取りは



国税庁の調査の「第3表 給与階級別の総括表」より、年収600万円台の方の詳細を確認します。



  • 平均年齢:46.6歳
  • 平均勤続年数:17.7年
  • 平均給料・手当:524万円
  • 平均賞与:122万8000円
  • 平均給与(年収):646万8000円

平均年齢は40代後半で、平均年収は約646万円。



月の額面給与は約43.6万円です。社会保険料や税金等を抜いた月の手取りは、個人差がありますが33万円ほどでしょう。



■年収600~650万円世帯「貯蓄の実態」



総務省統計局の「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2021年4~6月期 平均結果-(二人以上の世帯・勤労者世帯)」より、年収600~650万円世帯の家族のすがたやお財布事情をご紹介します。



■年収600万~650万円世帯のすがた



  • 世帯主の平均年齢:48.6歳
  • 世帯人数の平均:3.20人
  • うち18歳未満の世帯人員:1.03人
  • 世帯主の配偶者のうち女性の有業率:45.0%
  • 持家率:76.8%

40代後半で、家族3人暮らし。うち1人は18歳未満の子どもなので、これから大学などへ進学予定のお子さんがいます。



女性の有業率は45%なので、半分以上が男性ひとりでの年収と考えられるでしょう。



  • 平均年収:621万円
  • 平均貯蓄額:1137万円

■〈貯蓄の内訳〉



  • 通貨性預貯金:414万円
  • 定期性預貯金:306万円
  • 生命保険など:286万円
  • 有価証券:100万円
  • 金融機関外:31万円
  • 平均負債額:847万円(うち「住宅・土地のための負債」:782万円)

純貯蓄:1137万円-847万円=290万円



負債を除いた、「純貯蓄」は290万円という結果になりました。



■まとめにかえて



今回は600万円世帯の気になるお金事情について解説してきました。



子供がいる世帯が多く、これからの教育資金を考えると余裕があるとは言い難いかもしれません。



また、教育資金のあとにはご夫婦の老後資金の準備も必要になりますね。



年金も十分にもらえるか不明確で銀行の預金ではお金が増えない現代でみなさんが検討すべきは「資産運用」ではないでしょうか。



資産運用と聞くと「リスクがある。」「損失する。」などマイナスのイメージが多くあります。



しかし、計画を立て、しっかりと実行することで資産形成することは可能になります。



自分の老後資金は自分で準備する時代になりつつありますので、一度ご自身の将来の設計を考えるきっかけになれば幸いです。



■参考資料



  • 転職サービスdoda「平均年収ランキング(年代別・年齢別の年収情報) 【最新版】」( https://doda.jp/guide/heikin/age/ )
  • 転職サービスdoda「平均年収ランキング(平均年収/生涯賃金)【最新版】」( https://doda.jp/guide/heikin/ )
  • 国税庁 「令和2年分 民間給与実態統計調査」( https://www.nta.go.jp/publication/statistics/kokuzeicho/minkan2020/pdf/000.pdf )
  • 総務省統計局「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2021年4~6月期 平均結果-(二人以上の世帯・勤労者世帯)」第8‐2表( https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&toukei=00200561&tstat=000000330001&cycle=2&year=20210&month=12040600&tclass1=000000330007&tclass2=000000330008&tclass3=000000330009&result_back=1&tclass4val=0 )
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