■ダイソーの商品開発・販売拡大戦略をアナリストがひもとく
ダイソーには、面白い製品が定期的に登場します。2022年7月31日にも、ダイソーで変わった貯金箱が販売されているのを発見しました。
まるで、アンティーク洋書のような、デザインの貯金箱なのです。本と一緒に並べておくと、貯金箱には見えません。
アンティーク洋書風で、童話のお姫さまが持っていそうな、重厚感あるデザインも魅力です。
リリースによるとダイソーは、7月に引き続き8月も店舗のオープンを積極的に進めており、事業拡大は依然として強い勢いで進展しています。
そうした中、商品開発面ではどのようなラインアップを繰り出しているのでしょうか。
それでは早速、見ていきましょう。
※今回ご紹介する商品の情報は2022年8月5日時点のものであり、タイミングによって異なる可能性がございます。あらかじめご了承下さい。
■【ダイソー】アンティーク洋書風貯金箱とは? 仕様をチェック

出所:Daisoネットストア お札が入れられる貯金箱(ブック柄)180×90×30mm( https://jp.daisonet.com/products/4549131357226 )
こちらがダイソーで購入できる洋書風貯金箱です。金枠の縁取りや、革風のプリントが大変オシャレです。気になる仕様は以下の通りです。
- 商品名:お札が入れられる貯金箱(ブック柄)
- 価格:100円(税抜き)
- 商品番号:4549131357226
- 材質:スチール
- 商品サイズ:8.8cm×3cm×18cm
- 内容量:1個入
- 種類(色、柄、デザイン):ブルー ブラウン
単行本と同じくらいの高さの貯金箱です。
使いやすいサイズ感の貯金箱といえるでしょう。
デザインもかわいらしく、童話やファンタジー世界の登場人物が読んでいる本のようです。クラシカルアイテムが好きな人の心をくすぐりそうなアイテムです。
■【ダイソー】アンティーク洋書風貯金箱はデザインが優秀!

筆者撮影(ダイソー お札が入れられる貯金箱(ブック柄)180×90×30mm)
ダイソーのアンティーク洋書風貯金箱は、デザインが大変かわいらしいです。
公式の画像では分かりにくいのですが、背表紙や裏表紙、小口や天・地も洋書風のデザインになっているのです。
小口や天・地には、下の画像のように、ページ風の印刷がされています。

筆者撮影(ダイソー お札が入れられる貯金箱(ブック柄)180×90×30mm)
きちんと開けそうなプリントが素敵です。背表紙部分も洋書のタイトル風に文字などがレイアウトされています。

筆者撮影(ダイソー お札が入れられる貯金箱(ブック柄)180×90×30mm)
バブル時代に出版された日本一豪華ともいわれる「フランクリン・ライブラリー」と並べてみました。

筆者撮影(ダイソー お札が入れられる貯金箱(ブック柄)180×90×30mm)
右端から3番目の本が、ダイソーの貯金箱です。一見すると、どれが貯金箱なのかがわからないのではないでしょうか?
デザイン優秀なアイテムですので、撮影小物としても使えそうです。
■【ダイソー】アンティーク洋書風貯金箱はお金を入れやすい!
ダイソーの洋書風の貯金箱は、デザインだけでなく機能性も優れています。通常の貯金箱は、コインしか入れることができません。
お札も入れようとすると、3つ折りや4つ折りにして無理やり入れなくてはなりませんでした。
しかし、こちらのアイテムは単行本と同じくらいの高さがあり、投入口も大きいので、お札を折らずに入れることが可能です。

筆者撮影(ダイソー お札が入れられる貯金箱(ブック柄)180×90×30mm)
きれいな状態でお札を貯めることができるのは嬉しいですね。
ただし、1点気を付けないといけないこともあります。それは、こちらの貯金箱は、開けることができない点です。
昔ながらの、蓋がないタイプの貯金箱です。したがって、お金を取り出したいときは、缶切りなどで上部を切り開く必要があります。
本体を振って、開口部からお札が取り出せないか実験してみました。しかし、お札が開口部で曲がってしまうので、取り出すことは困難でした。
「貯金箱がいっぱいになるまで1万円を貯める」というように、目標を立てて使うのには便利そうですが、定期的にお金を取り出したい場合は注意が必要なアイテムです。
■【ダイソー】アンティーク洋書風貯金箱は、クラシカルアイテム好きさんにぴったり!
ダイソーのアンティーク洋書風貯金箱についてご紹介してきました。クラシカルなデザインがかわいらしく、本棚にも調和するアイテムです。
撮影小物やインテリアアイテムとして活用できそうな点も魅力的な貯金箱ですね。
お札を折りたたまなくとも収納できる点も便利です。気になる方は、ダイソーで詳細をチェックしてみてはいかがでしょうか。
■数字からわかるダイソー
最後に、ダイソーの経営について、会社ウェブページに掲載されている各データを振り返ります。
■会社について
- 創業:1972年
- 売上高:約5500億円
- 全世界店舗数:6338店舗
- うち国内店舗数:4042店舗
- うち海外店舗数:2296店舗
- 出店国数:26の国と地域
- 従業員数:2万4605人(8時間換算)
※数値は2022年2月ベース
■商品について
- 商品アイテム数:約7万6000点
- 新商品開発数:毎月約1200点
- 取引先企業国:約45カ国
- 取引企業数:約1400社
- 物流センターの倉庫総面積:約25万坪
※数値は2022年3月ベース
■利用者について
- 年間来店客数:約11億4000万人
- 1日の来店客数:約312万人
- インスタフォロワー数:179万人
※数値は2022年3月ベース
以上となります。
上記をもとに計算すると、店舗当たりの年間売上高は約8700万円となります。
従業員一人当たりの年間売上高は約2200万円。
店舗当たりの1日当たり来店客数は、約500人となります。
毎日これだけの人数が訪れるダイソー。
今回ご紹介したような市場のニーズを捉えた商品ラインアップがあるからこその、利用者数なのではないでしょうか。
商品ラインアップや業績など、今後も注目です。
■参考資料
- ダイソー( https://www.daiso-sangyo.co.jp/ )
- Daisoネットストア( https://jp.daisonet.com/ )
- DAISO 数字からわかるダイソー( https://daiso50th.com/data/ )
- Daisoネットストア お札が入れられる貯金箱(ブック柄)180×90×30mm( https://jp.daisonet.com/products/4549131357226 )