8月になりました。新型コロナウィルスの感染者数は増加していますが、行動制限がないことから今年は夏休みに旅行や帰省をするという方も多いでしょう。
旅先ではついつい開放的になり、おサイフの紐も緩みがちになってしまいますよね。
そんな時に考えたいのが、「お金に嫌われる人」になっていないかということです。
今回は、将来貯蓄がゼロにならないために、高齢者の貯蓄格差について見ていきながら、避けていきたい行動を考えていきましょう。
■高齢者の貯蓄事情は?
まずはおサイフの紐も引き締まりそうな、高齢者の貯蓄格差を見ていきましょう。金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和3年)」によると、60歳代貯蓄額は下記の通りです。
■60歳代世帯「金融資産保有額」(※金融資産を保有していない世帯を含む)
- 平均:2427万円
- 中央値:810万円
■保有額ごとの人数割合
出典:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査]令和3年調査結果」をもとにLIMO編集部作成
- 金融資産非保有:19.0%
- 100万円未満:6.4%
- 100~200万円未満:4.8%
- 200~300万円未満:3.4%
- 300~400万円未満:3.3%
- 400~500万円未満:2.6%
- 500~700万円未満:5.9%
- 700~1000万円未満:5.3%
- 1000~1500万円未満:8.4%
- 1500~2000万円未満:6.0%
- 2000~3000万円未満:9.6%
- 3000万円以上:22.8%
- 無回答:2.6%
平均値は一部の大きな貯蓄額に引っ張られてしまうため、実態に近いのは中央値となります。保有額ごとの人数割合をみると、貯蓄ゼロの世帯が約2割、一方で3000万円以上も約2割です。高齢者で貯蓄格差が生まれていることがわかりました。
■お金に嫌われる人の共通点は?
ここからは、「お金に嫌われる人」の共通点をみていきましょう。
■共通点1.「節約」がストレスになっている
貯蓄額を増やすには「収入を増やす」「支出を減らす」「資産運用で増やす」の3つの方法があります。「支出を減らす」ために「節約」をすることはいいことですが、節約によって我慢することが増えていくと、自分でも気づかないうちにストレスになっていることもあります。
その反動で「自分へのご褒美」など、逆に高くついてしまうこともあります。
■共通点2.「何にいくら使っているのか」お金の使い道が不明
月によって変動はありますが、光熱費、食費、交際費など自分がいくら使っているかご存知でしょうか。
通常いくら使っているのかを知らないと、今月使いすぎたのかどうかもわかりません。クレジットカードを使っているという方は毎月の明細を見直し、どんな支出が多いのか把握することから始めてみましょう。
スマホで気軽に買い物ができ、便利な反面、いらないものを買ってしまうこともありますよね。すぐに購入ボタンを押さず、1日待ってみて、本当に必要か考えてみるのも1つの方法ですよ。
■共通点3.銀行口座は1つだけ
給料が入ってきて全部使ってしまう、残高が増えないという方に多いのは、1つの銀行口座を使っているということです。
貯金と生活費の区別がないと、お金を残そうと思ってもなかなか増えていきません。複数の銀行に口座をもち、給料が入ってすぐに貯金に分けることで使いすぎがなくなります。
銀行口座を開設するのが手間だ、という方はネット銀行などを利用するといいでしょう。ネット銀行には大手銀行に比べ高金利の銀行もあり、効率よく貯金ができることもあります。
■老後に貯蓄ゼロにならないための「貯蓄の基本」
ここからは「お金に嫌われる人」にならないための、貯蓄の基本を振り返りましょう。
■貯蓄の基本1.お金の貯め時にしっかり貯め、使うタイミングを見極める
ライフステージによって、お金を貯められる時期、使う時期があります。社会人になりたては収入も少なくお金を貯めるのは難しい時期、子どもがいる方はお子さんが小さい時は貯める時期、その後教育費がかかり使う時期になります。
いつでも一定の額を貯めることは難しいので、貯められる時にしっかり貯めていくことを考えましょう。
■貯蓄の基本2.固定費を定期的に見直す
固定費を減らしていくことで、その分を貯蓄に回すことができるようになります。テレワークが多い方はスマホのデータプランの見直しも1つの方法です。
使っていないサブスクを解約する、保険の見直しをするなどを定期的に行うことが大切ですね。
■貯蓄の基本3.先に貯める仕組みを作る
定期積立や引き落としで強制的に貯まっていく仕組みを使うことで、今後いくら貯まっていくのかを見える化していきましょう。
将来の貯蓄額のイメージがしやすく、モチベーションもあがるかもしれません。
■貯蓄の基本4.資産運用を取り入れる
つみたてNISAやiDeCoなどで国が資産運用を後押ししていることからも、預金だけで将来の資産を作っていくことは難しい状況です。
高いリターンが望める反面リスクもありますので、どれくらいのリスクなら許容できるか、自分にあった運用方法を考えましょう。
■まとめにかえて
今回は老後の貯蓄格差の現状と、お金に嫌われる人の共通点を見てきました。
少しの行動の差で将来の貯蓄額は大きく違ってくるかもしれません。
■参考資料
- 金融広報中央委員会 家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯](令和3年)( https://www.shiruporuto.jp/public/document/container/yoron/ )
- 元銀行員が見た「お金が貯まらない人」にありがちな特徴4選(LIMO編集部)( https://limo.media/articles/-/20440 )

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