■投資FIREをはじめる前に知っておきたいこと



投資FIREを目指すも「下落相場」ではどうする?FIREの見...の画像はこちら >>

FIREは貯蓄や資産運用でお金を蓄え、増やし、仕事を早めに引退しすることを目指します。



しかし、急な株安や円安、物価上昇など、世界や日本の経済情勢が悪くなった場合、どのように対応したらよいのでしょうか。



今回は、FIREを目指している方が下落相場でやるべきことや、チェックするべきポイントについて確認していきましょう。



■投資FIREをするための資産運用



FIREをするためには、計画的な貯蓄と資産運用を行う必要があります。



自分が仕事を辞めてから、大体の平均寿命までにかかる生活費など必要となるお金を計算し、貯蓄と資産運用で準備していきます。



たとえば、年間の生活費が300万円の方が、45歳で仕事を退職するケースでは、概算で1億2000万円のお金を準備しておく必要があります(寿命85歳で計算、1億2000万円=300万円×40年間)。



1億2000万円のお金を準備するためには、貯蓄と資産運用を組み合わせて、効率よくお金を増やしていくことが大切です。



特に資産運用では、利益が利益を産み、雪だるま式にお金が増えていく「複利の効果」を活用しましょう。



20歳など若いうちから資産運用を始めると、長期投資が可能となるので、複利の効果を最大限に活かすことができます。



■【投資FIRE】下落相場での対応策



ただし、FIREを目指して資産運用に取り組んでいたものの、思うような運用成績を出せていない場合、不安になる方も多いのではないでしょうか。



特に2022年は、市場で乱高下が続いています。新型コロナウィルス、ロシアによるウクライナ侵攻、物価高、円安など、さまざまな要因によって今後の見通しが立たないと感じている方もいるでしょう。



資産運用で利益が出ていない場合は、まず以下のチェック項目を確認してみましょう。



■【投資FIRE】下落相場での対応策



  • 利益が出ている商品と、出ていない商品を確認
  • 利益が出ていない商品がインデックスファンドの場合、そのまま保有する
  • 利益が出ていない商品がアクティブファンドや個別株の場合、売却など今後の方針を検討する
  • 下落相場では、資産運用で利益が出ていない商品について、一度見直しを検討しましょう。



    ただし、価格が大きく下がってしまっている商品がインデックスファンドの場合は、焦って売らないことがポイントです。景気の波にのって、価格が持ち直す可能性が大いにあります。



    一方、アクティブ商品や、個別株式の価格が大きく下がっている場合は要注意です。



    そもそもアクティブファンドと呼ばれる商品は、インデックスファンドに比べて手数料が高く、ハイリスクハイリターンなため、老後資金をゆっくり着実に増やしていきたいという方には不向きです。



    商品の見直しをする場合は、アクティブファンドの代わりに、インデックスファンドの購入を検討するなど、運用方針を考え直してみましょう。



    また、個別株式が大きく値段が下がってしまっている場合、その企業にマイナスとなるような今後の経営方針がないか、企業の会社情報を確認してみましょう。



    そもそも個別株式は、リスクが高い商品です。



    投資FIREを目指すも「下落相場」ではどうする?FIREの見直し方とは

    出典:金融庁「高校生のための金融リテラシー講座」(2022年3月17日公表)



    FIREのための資産運用として、個別株式だけで運用するのではなく、その他の商品にも広く分散投資をするように心がけましょう。



    ■投資FIRE希望者の「FIRE計画」の見直し方法



    「思うようにお金が貯まらない、増えない」と感じて焦っているFIRE志望者の方は、FIRE自体の計画を見直しするのもおすすめです。



    FIRE計画の見直しには、以下のような方法があります。



  • FIREする年齢を引き上げる
  • 家計を見直す
  • 完全なFIREではなく、プチFIREやサイドFIREを目指す
  • FIREのための資金が不足している場合は、より長く働いてお金を稼ぐか、出費を減らすために、家計を見直す必要があります。



    特に、FIREする年齢については、一度仕事を辞めてしまうと年齢や職種によっては再就職するのが困難になる場合もあるので、FIREするタイミングはしっかりと見極めることが大切です。



    また、完全に仕事を辞めてしまうのではなく、週2~3日は働き続けて、収入を得ながら、自由な時間も確保するという、プチFIREやサイドFIREをすることを目指すという方法もあります。



    プチFIREやサイドFIREの場合、貯蓄しなければならないFIRE後のお金が減るので、貯金や資産運用のハードルが低くなります。



    さらに、プチFIREやサイドFIREは、市場や経済状況、自分の生活に合わせて、臨機応変に働く時間を調整できるというメリットがあります。



    ■【投資FIRE】臨機応変な見直しが大事



    さまざまな要因によって、世界の経済や市場は、大きく揺れ動きます。



    FIREを目指していた人の中には、大幅な下落相場でこんなはずじゃなかったと、焦りを感じている人もいるかもしれません。



    しかし、人生も相場も、必ず予想外の出来事が起こります。そんな時は、臨機応変に自分の運用ポートフォリオを見直したり、FIRE計画を見直したりすることが必要です。

    今回ご紹介したポイントを参考にしながら、精神的にも経済的にも余裕を持って過ごせるように、どっしりと構えて、自分のライフプランを組み立てて行きましょう。



    ■参考資料



    • 金融庁「高校生のための金融リテラシー講座」(2022年3月17日公表)( https://www.fsa.go.jp/news/r3/sonota/20220317/package.pdf )
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