■投資FIREよりも簡単に幸せになる方法



【投資FIRE】お金で幸せになるには限界がある「FIREで幸...の画像はこちら >>

貯蓄や資産運用によってお金を準備し、早めに仕事を辞める「FIRE」という考え方が話題になっています。



FIREをすると、仕事を辞めた分、自由な時間を獲得することができるので、より幸せな人生を送ることができると考えている方もいるようです。

しかし、実際はFIREすることで、全ての人の幸福度が高くなるとは限りません。



今回は「お金と人の幸福度にはどのような関係があるのか」、また「FIREをしなくても幸せになる方法はあるのか」について一緒に考えていきましょう。



■「お金と幸福度」の関係とは?お金で幸せになるのは限度がある



人は、お金があれば自分の好きな物を買ったり、おいしい食事を食べたり、レジャーを楽しんだりと、幸福を感じることができます。



「お金があればあるほど幸せになれる」と考えている人もいるかもしれませんが、実際はある程度まで年収が増えると、人間はそれ以上幸福度は上がらないと考えられています。



たとえば、ノーベル経済学賞を受賞したアメリカのプリンストン大学のダニエル・カーネマン名誉教授の研究では、年収800万円くらいを超えると、人の幸福度は上がらなくなると報じられています。



また、経済用語に「限界効用逓減の法則」というものがあります。



これは、お金がなく貧しい人は収入が少し増えると幸福度は大きく上がりますが、すでに資産が十分ある人にとっては、少し収入が増えたからといって幸福度が大きく上がらないという考え方を指します。



このように、お金と幸福度には相関がありますが、ある程度まで資産が増えると、収入がいくらあっても、それだけでは幸せにはなれません。



むしろ、お金以外の要因も、人の幸せに大きく関係していると言えるでしょう。



■投資FIREで人は幸せになれるのか



では、FIREすると、人は必ず幸せになれるのでしょうか。FIREをして幸せになれる人と、そうではない人の例を考えてみましょう。



■投資FIREをして幸せになれる人



  • マネープランが立てられており、FIRE後も一定の生活レベルを維持できている人
  • 趣味ややりたいことがたくさんあり、自由時間を満喫できている人
  • FIRE後も、家族や友人関係が維持されている人
  • 自己管理が上手で、日々健康な生活を送れる人
  • ■投資FIREをしても幸せになれない人



  • FIRE後も、資産運用の成績や貯金額をチェックして、お金の残高に不安を感じている人
  • 自由時間を持て余し、暇をしている人
  • 友達がおらず、また一人暮らしをするなど、孤独を感じている人
  • 仕事を辞めた後、生活習慣が乱れがちになっている人
  • このように、人によってはFIREをしても、必ずしも幸福度が上がるとは限りません。

    その人の性格や家庭環境などによっては、FIREをしても、そこまで幸せになれない可能性もあります。



    実際にFIREをしてみなければ分からないかもしれませんが、自分が本当にFIREに向いているのかを検討する場合は、できるだけFIRE後をイメージトレーニングして、具体的に日々の生活をシュミレーションしておくのがおすすめです。



    ■投資FIREをしなくても幸せになる方法



    人はFIREをするのではなく、それ以外の方法で、幸せな人生を送ることはもちろん可能です。具体的にどんな方法があるのか、その例を確認していきましょう。



    ■FIRE以外で幸せになる方法



  • やりがいのある仕事で、収入を得る
  • ワークライフバランスがとれている
  • 職場の同僚、友人や家族など、人間関係を充実させる
  • 規則正しい生活を送り、健康を維持している
  • 仕事をしていても、その仕事内容にやりがいを感じている人や達成感を感じている人は、働きながらでも十分幸せを感じることができます。



    楽しい仕事をしつつ、自分の時間を確保して趣味や好きなことに没頭することができれば、幸福度は上がるでしょう。仕事を続けているので、FIREした人に比べると、貯金残高のことを気にせずに毎日過ごすことができるかもしれません。



    また、友人や家族との関係を維持したり、仕事をしながら規則正しい生活を送ることができれば、人によっては、FIREよりも充実した人生を送ることができるでしょう。



    今の仕事が辛くて早く辞めたいと考えている人は、FIREを目指すのではなく、自分がやりがいを持って続けられる新しい仕事を探すという方法もあります。



    また、自分の自由な時間を確保したいと考えている人は、完全なFIREをするのではなく、今の仕事時間を多少減らして自由時間を獲得する「プチFIRE」や「サイドFIRE」を目指すという方法もあります。



    自分の性格や仕事に感じるストレスや達成感をよく分析して、どうしたら自分の幸福度はより高まるのか、一度ゆっくり分析してみるとよいでしょう。



    ■投資FIREが全てではない。

    自分に合ったライフプランを



    早く仕事を辞める「FIRE」という考え方は世界中で話題となっていますが、実際に、全ての人にFIREが向いているわけではありません。



    今回ご紹介した内容を参考にしながら、自分はFIREをしたら楽しい毎日が本当に送れるのか、仕事を続けながら幸福度を上げる方法はないのか、一度ゆっくり考えてみてはいかがでしょうか。



    ■参考資料



    • 小学館「デジタル大辞泉」( https://daijisen.jp/digital/ )
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