■1億円以上5億円未満をもつ富裕層の世帯数はどれくらいか



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ニュースを見れば食料品や電気料金などの値上げが相次ぎ、家計が厳しくため息をつく方も多いのではないでしょうか。



老後2000万円問題に年金受給額の減額、上がらない平均年収とお金に関する不安は耐えません。



一方で長期的に見れば、日本でいわゆる「富裕層」と呼ばれる人たちの世帯数は年々増加しています。



同じ国に住みながらも確実に資産を築く彼らの行動には、学ぶところも多いでしょう。



今回は富裕層の世帯数の推移を確認しながら、富裕層があえてやらないことをご紹介します。



■日本の富裕層は約2%も、年々増加傾向に



野村総合研究所では総世帯を5つの階層に分類しています。同調査より、世帯ごとの数と資産を確認しましょう。



下記の「純金融資産保有額」とは預貯金、株式、債券、投資信託、一時払い生命保険や年金保険などの世帯として保有する金融資産の合計額から、負債を差し引いたものです。



富裕層に学ぶ思考「あえてやらないこと」4選。富裕層の世帯数は年々、増加傾向へ

出典:野村総合研究所「野村総合研究所、日本の富裕層は133万世帯、純金融資産総額は333兆円と推計」



富裕層は「1億円以上5億円未満」を保有する世帯で124万世帯であり、「5億円以上」を保有する超富裕層とあわせると132万7000世帯です。



一方で、「3000万円未満」のマス層は4215万7000世帯。富裕層は全体の約2%となります。



ただ、富裕層と超富裕層の世帯数は年々増加しています。



富裕層に学ぶ思考「あえてやらないこと」4選。富裕層の世帯数は年々、増加傾向へ

出典:野村総合研究所「野村総合研究所、日本の富裕層は133万世帯、純金融資産総額は333兆円と推計」



富裕層の世帯数は2005年には81万3000世帯でしたが、2019年には124万世帯へ増加。超富裕層も5万2000世帯でしたが、8万7000世帯に増加しています。



「準富裕層(5000万円以上1億円未満)」も280万4000世帯から、341万8000世帯へと増加しています。



資産で見るといきなり富裕層になれる気はしませんが、彼らの考え方を学ぶことで日々の買い物や仕事、休日の過ごし方などが変わり、資産を増やすことも可能でしょう。



■富裕層に学ぶ「あえてやらないこと」4選



筆者は以前、証券会社に勤めていましたが、富裕層は「あえてやらないこと」を決めている方もいます。4つほど見てみましょう。



■富裕層が「あえてやらない」こと1.ダラダラとした時間を過ごす



1日は誰にでも24時間と平等なもの。無限にあると思いがちなものほど無頓着になりやすいですが、富裕層は時間の使い方を重視しています。



時間の流れ方は均一ですが、「集中できる時間や時間帯」は限られていますよね。富裕層は自分が集中できる時間や時間帯を把握しており、有効活用できるよう工夫しています。



また、多忙な方ほど仕事を詰め込んでしまいますが、休息する時間があってこそ良い仕事でパフォーマンスを出せたり、体調を崩さず仕事を長く続けられます。



富裕層は休む時間も重視しており、あえて体や心を休める時間を作ります。どのような時間を過ごすかは、今一度考え直しても良いでしょう。



■富裕層が「あえてやらない」こと2.稼ぐ方法はこれしかないと思い込む



一般的な稼ぐ方法といえば仕事です。

収入を増やすには働くしかない、と思う方も多いでしょう。



同じ仕事でもどのような業界や職種で働くか、どのような働き方をするかで収入や勤務時間などライフスタイルも異なるものですが、「自分にはこれしかできない」と最初から可能性を狭める方も少なくありません。



一方で富裕層は、「いかに効率的に稼ぐか」を重視しています。同じ仕事でも早く仕上げたり、短時間で効率的に稼ぐ方法を考えたり、起業をしたりとさまざまな方法でお金を増やす手段を考えます。



その一つに資産運用も入っており、自分が働く代わりにお金に働いてもらうという意識を持っています。とはいえ安易に飛びつくのではなく、きちんと調べてリスクを把握し、信頼できるプロに相談する方も多い印象でした。



■富裕層が「あえてやらない」こと3.自分の習慣に執着する



習慣は既に身についているものなので、強い意志がなければ辞めることはできません。長く続いた習慣ほど特に辞めにくいでしょう。

そもそも自分のもっている習慣に疑問を感じる人も少ないものです。



しかし富裕層には、長年続けていた習慣をすっぱりと辞める意志と行動力があります。たとえば若い頃はタバコを吸っていた人でも、体に悪くてお金のムダと気付きすぐに辞めたという方もいました。



長年の習慣でもよくないと気づけばすぐに辞める意志がある一方で、良いと思ったものは新たに自分の習慣にしてしまう力があるのも富裕層です。

その姿勢はいくつになっても変わらない印象を抱きました。



■富裕層が「あえてやらない」こと4.絶対損はせず、大きく勝とうとする



投資をはじめる際、小さなリスクは許せない一方で、大きなリターンを期待してしまうという方は多いのではないでしょうか。「絶対損はしたくないけど利益はほしい」「最安値で買って最高値で売りたい」と考える方も多いものです。



しかし実際にはプロの投資家であっても損はするもの。筆者が勤務していた時代には、予想があたるのはプロでも6割程度と言われていました。



「絶対に損をしない」「大きく儲ける」なんて考えてしまうと、ストレスを感じたり落ち着かなくなり、冷静な判断が下せません。



「頭と尻尾はくれてやれ」なんて格言もありますが、富裕層は70%くらいのパフォーマンスを目指す一方で、大きく損をしないことも大切にします。



これは投資だけでなく、他のことにも通じるでしょう。



何にでもリスクはありますし、絶対に損をしないなんてことはありません。大きく損をせず、ある程度のパフォーマンスを目指すことは他のことでも大切かもしれませんね。



■まとめにかえて



不況や値上げなど家計への負担がある中でも、資産を着々と増やしていく方はいます。



そうなるためにはこれまでの生活を見直し、意識的な時間の過ごし方をする必要があるのでしょう。



まずはご自身ができると思ったものからはじめてみてはいかがでしょうか。



■参考資料



  • 野村総合研究所「野村総合研究所、日本の富裕層は133万世帯、純金融資産総額は333兆円と推計」( https://www.nri.com/jp/news/newsrelease/lst/2020/cc/1221_1 )
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