■月5万円もシミュレーション



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金融庁は2023年度税制改正要望でNISAの恒久化や非課税金額の増額などを求める方針だと各種メディアで報じられています。



最近では若者でもつみたてNISAをはじめる人が増えており、投資信託の積立投資に興味を抱く人も多いでしょう。



一方でリスクが怖い、投資に回すお金がないといったことが原因で運用に二の足を踏む方も少なくありません。



運用なのでもちろん損をするリスクはありますが、積立投資は長期間保有することでリスクを低減し、利益を期待するものです。



今回は月「3万円・5万円」に分けて、年「3%・5%」で20年間運用できた場合を試算してみましょう。



■【つみたてNISAとiDeCo】魅力と違いは



まずは運用益に約2割かかる税金が非課税になる、つみたてNISAとiDeCoの特徴を確認しましょう。



つみたてNISAは年40万円まで、最長20年間、運用益にかかる税金が非課税になる制度です(非課税投資枠は最大800万円)。



一方のiDeCoは毎月一定金額を積み立てていく私的年金制度で、積立金額は自営業や会社員など人によって異なります。2022年5月より、国民年金被保険者であれば65歳まで加入可能となりました。



両方とも投資信託での運用が可能で、iDeCoには元本保証型のタイプもあります。



大きな違いとしてはつみたてNISAは途中で引き出すことができますが、iDeCoは原則60歳まで引き出せません。



また、iDeCoには掛け金が全額所得控除になったり、「公的年金等控除」や「退職所得控除」の対象に一定額までなるといった税制上のメリットがあります。



■月3万円を「年率3%・5%」で20年間運用できた場合を試算



運用は元本割れのリスクがある一方で、リターンを得られる可能性もあります。



積立投資は買付時期を分散することでそのリスクをある程度軽減する特徴があります。

また、利息に利息がつく「複利の効果」を得ることも期待できます。



ではまず「月3万円・年率3%・20年間」運用できた場合について、金融庁の資産運用シミュレーションをもとに試算しましょう。



【つみたてNISAとiDeCo】月3万円を「年率3%・5%」で20年間運用できたらいくらか、推移もグラフで見る

出典:金融庁「資産運用シミュレーション」



■月3万円を「年率3%」で20年間運用



  • 約984万円(元本720万円・利益約264万円)

3%の場合は984万円と1000万円近くになりました。



通常であれば利益に対して約2%、つまり約52万円課税されるわけですから、非課税となるメリットは大きいでしょう。



老後に向けて預貯金の他に月3万円3%で運用できたら、2019年に話題となった「老後2000万円問題」の半分が準備できそうですね。



では年率5%ではどうでしょうか。



【つみたてNISAとiDeCo】月3万円を「年率3%・5%」で20年間運用できたらいくらか、推移もグラフで見る

出典:金融庁「資産運用シミュレーション」



■月3万円を「年率5%」で20年間運用



  • 約1233万円(元本720万円・約513万円)

1233万円と1000万円を超えました。利益も200万円以上増えましたね。



■月5万円を「年率3%・5%」で20年間運用できた場合を試算



つみたてNISAは月にするとおよそ3万3000円の運用が可能です。



一方のiDeCoの掛け金は人によって異なり、会社員で企業型DCのみに加入している場合は月2万円になります。



今回はキリよく月5万円運用したと考え、まずは年率3%で運用できた場合をシミュレーションしましょう。



【つみたてNISAとiDeCo】月3万円を「年率3%・5%」で20年間運用できたらいくらか、推移もグラフで見る

出典:金融庁「資産運用シミュレーション」



■月5万円を「年率3%」で20年間運用



  • 約1641万円(元本1200万円・利益約441万円)

月5万円であれば20年間で約1641万円になりました。



【つみたてNISAとiDeCo】月3万円を「年率3%・5%」で20年間運用できたらいくらか、推移もグラフで見る

出典:金融庁「資産運用シミュレーション」



■月5万円を「年率5%」で20年間運用



  • 約2055万円(元本1200万円・利益約855万円)

5%では約2055万円になり、「老後2000万円」も達成となりますね。



ちなみに通常であれば、利益の855万円には約171万円の税金がかかります。



今回はあくまで3%や5%で運用できた場合を試算していますので、実際にこの年率で運用できるかは後にならなければわかりません。



■まとめにかえて



ご参考までにシミュレーションを確認してきましたが、利益が出た場合の金額が具体的にイメージできたでしょうか。



損をしたり、上記のような年率で運用できない場合もありますが、一方で利益が出た場合の目安を具体的に知っておくことも大切です。



リスクとリターンをきちんと把握し、ご自身に合った運用を検討してみてはいかがでしょうか。



■参考資料



  • 金融庁「資産運用シミュレーション」( https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/moneyplan_sim/index.html )
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