■20~30歳代のNISA口座数が最多へ



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「やっておけばよかった」という後悔は、大人になれば誰しも経験するもの。



その苦い経験から、後悔しない行動を心がける方も多いでしょう。



しかしそれでも、後から考えれば「やっておけばよかった」と思うものは出てくるものです。



その後悔は、時に生活に大きく関わることも。

今回は熟年夫婦の後悔を見ながら、その必要性を考えていきます。



■若いうちからやっておけばよかった【熟年夫婦の後悔】



松井証券が全国の結婚2年以内の20~30代男女400名と、結婚30年以上の50~60代男女400名合計800名を対象に行った「夫婦の家計管理事情に関する調査」によると、若いうちからやっておけばよかった後悔は以下の通りでした(2020年6月30日公表)。



■若いうちからやっておけばよかった【熟年夫婦の後悔】



  • 1位:資産形成・資産運用(37.6%)
  • 2位:定期的な運動(26.0%)
  • 3位:後悔したものはない(24.7%)
  • 4位:旅行(19.9%)
  • 5位:親孝行(18.7%)

※松井証券株式会社調べ



5位は「親孝行」です。「親孝行したいときには親はなし」という言葉もありますが、いつまでもいて当たり前とは思わず、親孝行を心がけたいですね。



4位は「旅行」です。老後の方がお金も時間もある印象があるかもしれませんが、体力がなくなってきたり、若いときにしか行こうと思えなかったりする場所もあるでしょう。

忙しくても行きたいと思った時に行くのがいいのかもしれません。



3位は「後悔したものはない」で、こう言い切れるようになれるといいですね。

1位は「資産形成・資産運用」、2位は「定期的な運動」と、「お金と健康」という生活の基本となる内容となりました。



現役時代は忙しさを理由になかなかはじめられないこの2つですが、老後になると切実にやっておけばよかったと感じるようです。



■若者の意識も変化?NISA口座は20~30歳代が最多へ



老後に年金生活となり、また体力もだんだんと減ってきて「お金と健康」の重要性を痛感する方も多いでしょう。



熟年夫婦が後悔する「資産形成・資産運用」については、今年度の年金受給額が減額されたり、貯蓄から投資への流れが強まったりと、その必要性はより増していると言えそうです。

ただ、今のシニア世代とは異なり、若い世代で運用をはじめる人も増えてきています。



最近若者の間で話題の「つみたてNISA」。

投資信託やETFを毎月一定額積み立てていくもので、少額から始められ、商品も買付時期も分散できてリスクを軽減できるため、初心者でもはじめやすいという特徴があります。



日本証券業協会「NISA口座開設・利用状況調査結果(2022年3月31日現在)について」によれば、年代別のつみたてNISA口座数は以下の通り。



若いうちからやっておけばよかった【熟年夫婦の後悔】その必要性は年々増加へ

出所:日本証券業協会「NISA口座開設・利用状況調査結果(2022年3月31日現在)について」



2022年3月末時点で20~30歳代が222万口座と、全体の67.5%を占めています。



■NISA口座数の推移も確認



年代別に、NISA口座数の推移も確認しましょう。



若いうちからやっておけばよかった【熟年夫婦の後悔】その必要性は年々増加へ

出所:日本証券業協会「NISA口座開設・利用状況調査結果(2022年3月31日現在)について」



NISA(一般・つみたて)口座数で見ても、他の年代に比べて20~30歳代は2019年末から増加をはじめ、特に2020年末~2021年末の伸びが多く、320万口座と最多になっています。



熟年夫婦が後悔する1位となった「資産形成・資産運用」は、現代では必要性を感じて始めている若者もいるようです。



■資産運用や資産形成の必要性は増している



資産運用をはじめる若者がいる一方で、「リスクが怖い」「よくわからない」「運用にまわす余裕がない」とはじめられない方も多いでしょう。



家庭により事情があるため、すぐにはじめられない方も多いものです。



ただ、今の現役世代が年金だけで生活することは難しくなっており、年金の受給額の減額や70歳まで働く必要性が高まることも考えられます。



金融庁は「令和5(2023)年度 税制改正要望について」で、NISA制度の恒久化や非課税保有期間の無期限化、年間投資枠の拡大などを求めています。今後も「貯蓄から投資へ」の流れは強まるでしょう。

資産運用を「特別な人がやるもの」から「みんな検討するもの」と考え、まずは情報収集をして、リスクも具体的にみるといいでしょう。



たしかに運用にリスクはあり、年代を重ねるほどそのリスクも取りづらくなるものです。高齢になってからと比べると若いときのほうがリスクは取りやすく、実際に運用することで知識や経験を積んでいくこともできるでしょう。

運用益が非課税になるつみたてNISA制度を利用すれば、100円から運用をはじめることもできます。老後は必ずくるものですから、健康面とあわせて、今から備えていきたいですね。



■参考資料



  • 松井証券「若年夫婦・熟年夫婦の実態調査」( https://www.matsui.co.jp/company/ir/press/research/20200630.html )
  • 日本証券業協会「NISA口座開設・利用状況調査結果(2022年3月31日現在)について」( https://www.jsda.or.jp/shiryoshitsu/toukei/files/nisajoukyou/nisaall.pdf )
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