今日のレンジ予測
[本日のドル/円]↑上値メドは131.20円↓下値メドは125.66円[ポンド] BOEはインフレ見通し弱気。3年後は1.6%に下落と予想
[ウクライナ戦争] ロシアとウクライナは世界の小麦生産の14%占める。食料インフレは不可避か
[メキシコ] ロペスオブラドール・メキシコ大統領の信任選挙で、約9割が続投に賛成票
[フランス] マクロン大統領敗北ならば、ユーロにとってはブレグジット以上の衝撃
鈴木財務相は19日、参議院の財政金融委員会で「円安が急速に進んでいる状況だ」と発言した。
鈴木財務相はまた「円安がデメリットをもたらす面が強い」とも述べている。円安による経済成長リスクが輸入インフレリスクより大きくなる局面を迎えたのか、あるいは円安が内閣支持率にデメリットをもたらすことへの懸念だろう。
4月19日(火曜)のドル/円は、半世紀ぶり13営業日連続の「円安」。
24時間のレンジは126.97円から128.97円。値幅は2.00円。
2022年の77営業日目は126.98円からスタート。東京時間朝につけた126.97円が安値。今日の明け方には128.97円まで円安が進んだ。終値は128.89円(前日比+1.90円)。
来週は日銀金融政策決定会合が開かれるが、日銀が緩和政策を強化することはあっても縮小する可能性は非常に低い。
20日の東京市場では129円台前半までさらに円安。130円はもはや時間の問題だ。
レジスタンスは、130.77円(2002.04)131.31円(2002.04)
サポートは、126.97円(4/19)、126.23円(4/18)
19日(火曜)のユーロ/円は「ユーロ高(円安)」。24時間のレンジは136.84円から139.09円。
136.85円からスタートして、安値は東京時間朝につけた136.84円。ドル/円の円安が主導する形で、翌明け方までに2015年6月以来の高値となる139.09円まで上昇。終値は139.08円(前日比2.16円)。20日の東京市場の朝は、さらに139円台半ばまで上値を伸ばしている。
レジスタンスは、141.05円(2015.06)、145.32円(2015.01)
サポートは、136.83円(4/19)、136.46円(4/18)

主要指標 終値

今日の為替ウォーキング
今日の一言
二度寝ほど、高い代償のものはない
Jump
先進国の中央銀行は、緩和政策による内需の促進か、引き締め政策(利上げ)や通貨高政策による輸入インフレの抑制かという、両立不可能な政策のどちらを選択するべきかの決断を迫られている。
FRB(米連邦準備制度理事会)は、「成長支援」よりも「インフレ抑制」を優先することを決めた。FRBだけではない。
世界の中央銀行が利上げを急ぐのは、引き延せば引き延ばすほど、インフレ期待が解き放たれるリスクが高まるからだ。
インフレ期待とは、物価の行方を人びとがどう見るかの予想。インフレ期待が安定していれば物価の変動を和らげる緩衝材となる。逆に物価が上がると考える人が多くなれば、買い急ぎや賃上げの要求を通じて現実の物価を押し上げる、物価高の悪循環が発生することをいう。インフレ上昇と中央銀行の利上げの激しい追いかけっこになって最後はどうなるかというと、経済が耐えられなくなって深刻なリセッションが起きるのだ。

今週の 注目経済指標

今日の注目通貨:ドル/円
予想レンジ ↑134.43円 ↓119.76円
ドル/円のピボット(ブルベア判断の分かれ目)は127.10円。
127.10円より上ならばドル買い優勢、127.10円より下ならばドル売り優勢。
137.23円 : 第4レジスタンス(HBO)
134.43円 : 第3レジスタンス
131.63円 : 第2レジスタンス
131.31円 : 2002年 04月 高値
130.77円 : 第1レジスタンス
130.77円 : 2002年 04月 高値
128.97円 : 2022年 高値
127.10円 : ピボット
126.17円 : 04月 61.8%
125.30円 : 04月 平均値
124.44円 : 04月 38.2%
123.43円 : 第1サポート
122.57円 : 第2サポート
121.64円 : 04月 安値
120.08円 : 2022年 平均値
119.76円 : 第3サポート
116.96円 : 第4サポート(LBO)
113.47円 : 2022年 安値

(荒地 潤)