2022年6月に始まったこの連載。「ポイント投資と投資信託だけで100万円の利益を出す!」というムチャ振り企画に挑んでいただいた個人投資家&ポイ活の達人・まつのすけさん。
2025年7月末時点の保有額:101万3,293円
7月はベトナム・AI関連の投信が好調で、ついに100万円を突破! トータルでプラス101万3,293円をついに達成しました! やったー!!
7月の米国株・世界株はジリ高の展開となり、円安もプラスに寄与しました。日本株は下落する時期もありましたが、月末にかけて回復し、微増でした。例年8月は世界的に軟調な傾向なので、夏枯れを警戒すべき月です。
せっかく達成した100万円が、8月で目減りしないよう、今後もじっくりと市況を見つつ、投資信託の運用を続けていきたいと思っています! ひとまずはめでたい! 3年2カ月の長期連載でしたが、応援してくださった方々、本当にありがとうございました!
保有投資信託の7月の運用損益÷前月末残高の月間騰落率は+7.85%となり、 楽天・プラス・オールカントリー株式インデックス・ファンド の+5.37%を上回りました。
連載開始からのトータルリターンは+186.89%で、 eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) の+74.98%と比較して、約2.49倍という高リターンを出しています。
2025年7月末時点の、エリア別ポートフォリオを解説!

7月は米国株の投信(S&P500種指数・FANG+連動投信)、世界株の半導体株投信の他、楽天・エマージング株式インデックス・ファンド、 たわらノーロード インド株式NiftyMidcap50、楽天・オールカントリー株式(除く日本)インデックス・ファンドを購入しました。
しばらく米国株が堅調な流れが続いた後、どこかで新興国が久しぶりにアウトパフォームする(比較対象となるベンチマークを上回る)時期が来ると思っており、継続してウオッチします。
なお、共和党の大統領2期目の選挙翌年は、過去S&P500の8月は100%マイナスです。ただし、3カ月未満で+25%上昇した場合、2~12カ月後は勝率100%となるため、今年は史上初のプラスも期待しています。
2025年7月末時点の、タイプ別ポートフォリオを解説!

7月はバリュー投信、S&P500などのスタンダード、半導体などのグロース投信をバランスよく購入しました。
4月のトランプ関税ショックの暴落後は、グロース株の調子が良い状況で、今後はAIバブル的な状況、バリュー株のキャッチアップの両シナリオを想定しています。
なお、S&P500が1年のちょうど中間地点で年初来+5~10%だと、その年は過去15回中14回上昇。平均+13.8%/中央値+13.0%と堅調です。
また、15%下落した後に25%上昇すると、半年後は過去100%上昇し、平均+8.17%となっています。一時的下落があっても、大局的には上昇が続きそうです。
2025年7月末時点の保有投資信託~騰落率ベスト10
2025年7月1~31日までに、保有または新たに購入した投資信託のうち、*騰落率ランキングをご紹介します。
NISA(ニーサ:少額投資非課税制度)成長投資枠で購入できるもの、NISAつみたて投資枠で購入できるもの、iDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)で購入できるものに、それぞれマークを付けています。ご参考ください!
*騰落率:投資信託が、一定期間内にどれだけ値上がり・値下がりしたかを知るために、価格の変化率を計算したもの。
1位: iFreeNEXT ベトナム株インデックス[NISA成長投資枠]
騰落率:14.75%
どんなファンド?:ベトナム株のインデックス投信で、組み入れ銘柄は、ビングループ(不動産、ホテル、病院、教育事業など多角展開するベトナム最大の民間企業)、ホアファットグループ(鉄鋼業を中心に建設資材農業、不動産などを展開するベトナムの大手企業)、サイゴン商信銀行(ベトナムの大手民間銀行)、ビンホームズ(住宅・オフィスなどの不動産事業を行うベトナム企業)、マサン・グループ(食品加工業を中心とするベトナムの大手民間企業)、FPTコーポレーション(ベトナムに本社を置く世界有数のIT企業)です。
まつのすけコメント:VN100指数(ベトナムのホーチミン証券取引所「HOSE」に上場している銘柄のうち、時価総額が大きく流動性の高い上位100銘柄を対象とした、時価総額加重平均型の株価指数)に連動する投信で、為替ヘッジはありません。ベトナムの通貨・ドンに対して円安になるとプラス、円高だとマイナスです。ベトナムの人口ボーナス期は2040年ごろまで続くと予測されており、経済のピークが今後訪れる可能性がある点に魅力を感じています。
2位: グローバル・フィンテック株式ファンド(1年決算型)[NISA成長投資枠]
騰落率:11.33%
どんなファンド?:世界株のアクティブ投信で、組み入れ上位銘柄は、ロビンフッド(2013年に米国で創業したフィンテック企業。ロビンフッドという投資アプリを提供)、ショッピファイ(ECプラットフォームを開発するIT大手)、コインベース(暗号資産のオンラインプラットフォームを開発・運営する企業)、ロブロックス(無料で使用できるコミュニケーションプラットフォームの開発・提供)、パランティア・テクノロジーズ(テロ対策の捜査と作戦を支援するソフトウエアの構築、AIの活用に強み)、トースト(レストラン業界向けのテクノロジープラットフォームの開発・提供)、メルカドリブレ(ウルグアイ本社の電子商取引ビジネス開発)、アディエン(グローバル決済プラットフォーム)、ブロック(コマースエコシステム開発)、ソーファイ・テクノロジーズ(デジタル金融サービス)です。
まつのすけコメント:最新の情報技術を活用したサービスを展開する「フィンテック企業」の株式を中心とする投資信託です。個別銘柄の選定では、アーク社(米国フロリダを本拠地とした、アナリストの多くがテクノロジー企業出身の運用会社)からの助言を受けています。
ハイテク・イノベーションの女性投資家で有名なキャシー・ウッド氏のパフォーマンスとおおむね連動し、皮肉にも資金流出が続いた後に高パフォーマンスになりました。過去1年では、全世界株式、S&P500、NASDAQ100などを大幅にアウトパフォームしています。
3位: 米国インフラ・ビルダー株式ファンド(為替ヘッジなし)[NISA成長投資枠]
騰落率:10.19%
どんなファンド?:米国株のアクティブ投信で、組み入れ上位銘柄は、建設・土木業(クアンタ・サービシーズ、エムコア・グループ、マステック)、電気設備業(イートン、エマソン・エレクトリック)、建設関連製品(トレイン・テクノロジーズ、ジョンソンコントロールズインターナショナル)、建設資材(バルカン・マテリアルズ)、機械(パーカー・ハネフィン)、商社・流通業(ユナイテッド・レンタルズ)です。
まつのすけコメント:米国のインフラ設備の建設、改修、メンテナンス、建設資材の生産・輸送などに直接関わる企業の株式に投資するアクティブ投信です。
4位: イノベーション・インデックス・AI[NISAつみたて投資枠][NISA成長投資枠]
騰落率:9.58%
どんなファンド?:世界株のインデックス投信で、組み入れ上位銘柄は、エヌビディア(半導体)、メタ・プラットフォームズ(Facebook・Instagramなど)、ブロードコム(半導体)、マイクロソフト、インテル(半導体)、スノーフレイク(AIを積極活用したIT大手)、オラクル(ソフトウエア・データベースなど)、アルファベット(Google・YouTubeなど)、マイクロストラテジー(ビットコイン開発・ビジネスインテリジェンス)です。
まつのすけコメント:AI関連企業の株価を平均化した指数である「STOXXグローバルAIインデックス(ネット・リターン、円換算ベース)」に連動する投信で、為替ヘッジはありません。米国を中心として、世界各国のAI関連企業に分散投資可能。AI関連銘柄は、あと1年ほどは妙味があると考えて保有しています。
5位: iFreePlus 世界トレンド・テクノロジー株(Zテック20)[NISA成長投資枠]
騰落率:9.26%
どんなファンド?:日本を除く世界株から、テクノロジー関連企業の株式に投資する投信です。組み入れ上位銘柄は、エヌビディア、マイクロソフト、アップル、アマゾン、アルファベット、メタ・プラットフォームズ、ブロードコム、テスラ、TSMC(半導体)、オラクル、SAP(ビジネス向けのソフトウエア)です。
まつのすけコメント:海外のテクノロジー銘柄から、国・地域に起因するリスクが高いと想定される銘柄を除外し、時価総額上位20銘柄に投資する投信です。日本以外の国のメガテックに集中投資できる点に魅力を感じています。
6位以下はこちら
6位: 米国インフラ関連株式ファンド<為替ヘッジなし>(グレート・アメリカ)[NISA成長投資枠]
7位: 野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)[NISA成長投資枠]
8位: Tracers S&P500トップ10インデックス(米国株式)[NISA成長投資枠]
9位: 一歩先いく US テック・トップ20インデックス[NISA成長投資枠]
10位: ニッセイAI関連株式ファンド(為替ヘッジなし)(AI革命)[NISA成長投資枠]
まつのすけ、今月の注目銘柄!
SMT グローバルサウス株式インデックス・オープン[NISA成長投資枠]
どんなファンド?:「MSCIグローバルサウス・セレクト・インデックス(配当込み、円換算ベース)」に連動する投信です。原則として為替ヘッジはありません。購入手数料は無料で、管理費用(含む信託報酬)は、年0.473%(税込)です。
まつのすけコメント:主に南半球を中心とする新興国・発展途上国に、幅広く分散投資できます。組み入れ銘柄数は約1,000銘柄です。
国別配分(投資時点)は、インド 41.16%、ブラジル 9.65%、南アフリカ 7.19%、サウジアラビア 7.19%、メキシコ 4.84%、インドネシア 3.56%、UAE 3.40%、マレーシア 3.21%、タイ 2.86%、カタール 2.22%となっています。
AI相場が続く限り、当面は米国株の方がパフォーマンスが高いと考えています。しかし、将来的に米国株・米ドルがピークアウトする状況になった場合、新興国株が高パフォーマンスになると想定しており、将来の主力になり得る投資信託です。
まつのすけ、今月のがっかり
7月は日本株の下落を警戒していましたが、結果は堅調で、予想を外したのが残念です。ただし、米国株・日本を除く世界株の方がパフォーマンスがよかったので、大きな問題はありませんでした。
警戒していた参議院選挙の結果は、全体的には波乱が小さく、信用倍率(信用取引における買い残高と売り残高の比率を表す指標)は約4倍と過去2年で最低水準で、投資家の買い余力は大きく残っており、今後は日本株も有力だと考えています。
なお、S&P500が第1四半期は下落&第2四半期は+10%以上だと、1年後は過去100%上昇。平均+19%です。また、S&P500が第2四半期に+10%以上だと、以降1年間は堅調な傾向があります。
2025年7月のポイ活実績:2万3,148ポイント

7月は 楽天カード で3,087ポイントを獲得しました。日常の幅広い支払いで楽天ポイントを獲得でき、楽天市場ではSPUで高還元になります。
8月は「 総額2億円の超還元祭 」が開催されており、抽選で2,000名が、10月分カード請求額から10万円OFFになります。
当選人数も多く、最大で10万円還元は魅力が高いですね! 参加する場合、会員サイト「 楽天e-NAVI 」(楽天カードの利用明細確認、支払い方法の変更、お客さま情報の照会・変更など、さまざまなサービスをオンラインで利用可能)からエントリーしましょう。
なお、楽天e-NAVIの「クリックしてポイント」(楽天e-NAVIへログイン→ポイントサービス→クリックしてポイント!で表示される広告をクリックするとポイントがもらえるサービス)では、バナーをクリック/タップすることで、お手軽に1回1ポイントをGETできます。

(まつのすけ)