楽天証券は、月替わりでテーマを決めて個人投資家にアンケートを実施しています。今月は、2026年に注目する株や材料、世界経済について感じていることなどについて伺いました。


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今月の質問「2026年に注目できそうな株はありますか?」

楽天証券経済研究所 コモディティアナリスト 吉田 哲


 今回のアンケート調査は2025年11月17日(月)から19日(水)にかけて実施しました。今月は、約2,100名の方に回答を頂きました(年代別のシェアは、20~30代が6.19%、40~50代が48.90%、60代以上が44.90%でした)。


 毎月数千人のお客さまにお答えいただくアンケート「楽天DI」は、日本の個人投資家の動向を測る有力な手掛かりといえます。


 本稿では、月替わりでテーマを決めて実施している「今月の質問」の回答結果をまとめています。


質問1:2026年に注目できそうな株はいくつありますか?


個人投資家アンケート:2026年注目の材料は?1位「AI」
※四捨五入の関係で合計が100にならない場合がある出所:楽天DIのデータより楽天証券経済研究所作成

 当該質問において、回答者の62.8%が「1つ~5つ」を選択しました。次点は「注目できる株はない」で20.6%、それに「6つ~9つ」9.6%、「10以上」7.0%が続きました。


 同様の質問を実施した2024年11月と比較すると、「1つ~5つ」が64.4%(2025年に注目できそうな株)→62.8%(2026年に注目できそうな株)、「6つ~9つ」6.8%→9.6%、「10以上」4.7%→7.0%、「注目できる株はない」24.0%→20.6%、となりました。


「1つ~5つ」と「注目できる株はない」の割合が低下し、「6つ~9つ」と「10以上」の割合が上昇したことより、全体的に2026年への期待値は2025年よりも高いといえます。新政権発足などがその要因だと、考えられます。


質問2:2026年の世界経済について、どのように感じていますか?


個人投資家アンケート:2026年注目の材料は?1位「AI」
※四捨五入の関係で合計が100にならない場合がある出所:楽天DIのデータより楽天証券経済研究所作成

 当該質問において、回答者の51.1%が「ある程度楽観的」を選択しました。次点は「ある程度悲観的」で29.9%、それに「どちらでもない」10.7%、「非常に悲観的」4.6%、「非常に楽観的」3.7%が続きました。


 全体的には、楽観的(非常に楽観的とある程度楽観的の合計)と考えている人が54.8%、悲観的(非常に悲観的とある程度悲観的の合計)34.5%と、楽観的と考えている人の割合が高くなりました。


 同様の質問を実施した2024年11月と比較すると、「非常に楽観的」が3.8%(2025年の世界経済について)→3.7%(2026年の世界経済について)、「ある程度楽観的」45.5%→51.1%、「ある程度悲観的」33.0%→29.9%、「非常に悲観的」7.1%→4.6%、「どちらでもない」10.7%→10.7%、となりました。


 全体的な比較では、楽観的(非常に楽観的とある程度楽観的の合計)と考えている人が49.3%→54.8%、悲観的(非常に悲観的とある程度悲観的の合計)40.1%→34.5%でした。全体的に楽観論が大きくなっていることがうかがえます。


質問3:2026年の注目材料を挙げてください(複数選択可)。


個人投資家アンケート:2026年注目の材料は?1位「AI」
※四捨五入の関係で合計が100にならない場合がある出所:楽天DIのデータより楽天証券経済研究所作成

 当該質問において、回答者の18.3%が「日本の金融政策」を選択しました。次点は「米国の金融政策」で17.3%、それに「AI・半導体ブーム」11.7%、「米中関係」10.1%、「物価・賃金」9.9%などが続きました。


 日本銀行の利上げと、米国の中央銀行にあたる連邦準備制度理事会(FRB)の利下げが、今後どの程度進み、経済にどのような影響を与えるかに関心が集まっているとみられます。


 また、高市政権が掲げる電気・ガス料金の支援といった物価高対策、AI・半導体などの戦略分野への投資も、2026年の注目材料として意識されていることがうかがえます。


質問4:2026年に注目する株や材料を自由に記入してください(128文字以内)。


 大変にたくさんのご回答をいただき、全てを紹介することはできないため、主要なキーワードとその出現回数を確認します(AIツールにて主要なキーワードの抽出と出現回数の算出を実施)。


個人投資家アンケート:2026年注目の材料は?1位「AI」
出所:楽天DIのデータより楽天証券経済研究所作成

 キーワードは関連するキーワードを含んでいます。「AI」には「AI株」、「AIバブル」などを、「半導体」には「半導体株」などを、「高市」には「高市政権」、「高市総理」、「高市銘柄」などを含みます。

他のキーワードについても同様です。


 出現回数が最も多かったキーワードは「AI」(80回)でした。次点で、「半導体」(49回)、「関連」(42回)、「高市」および「米国」(17回)、「防衛」(16回)、「株」(15回)、「量子コンピュータ」(13回)、「トランプ」(12回)、「エネルギー」(11回)などが続きました。


 以下は、回答の一部です(文意をできるだけ変えず、一部を修正しています)。


  • AI発展に関わるエネルギー・データセンター・コンテンツ関連株に注目している。(20代)
  • 株価の調整局面で国債やコモディティが強くなると思う。(20代)
  • 割高と言われているAI関連株が本当に割高なのかが焦点になると思う。(30代)
  • 行き過ぎたESG関連投資が見直されると考えている。(30代)
  • AIインフラ投資を株価がさらに先取りできるのかに注目。(40代)
  • トランプ米大統領が支持率回復のため株価上昇のための策を講じる可能性がある。(40代)
  • インバウンド減少により都市部で飲食店の倒産が増えると予想。(50代)
  • オリンピックやサッカーワールドカップ等のスポーツイベントを控え、テロ対策関連。
    (50代)
  • ビットコインの価格低下による関連株の下落。(60代)
  • 海洋資源開発、宇宙開発、防衛産業に注目している。(60代)

 今回は、「2026年に注目できそうな株はありますか?」というテーマで行った各種質問の回答結果をまとめました。今後もさまざまなテーマを用意し、個人投資家の皆さまのお考えを伝えていきます。


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