2026年の年明けを迎えました。この時期になると株価予想などマーケットの先行きを占う記事が数多くみられますが、予想ではなく、純粋に筆者が考えていることをお伝えします。


2026年、税理士投資家が年始に考えている三つのことの画像はこちら >>

 明けましておめでとうございます。2026年も、個人投資家の皆さまにとって有益な知識・情報の発信に努めてまいりますので、引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。


 年明け初回は、筆者がポジション構築するにあたり、現段階で考えていることを三つ、お伝えしたいと思います。


考えていること1:バブルの総仕上げが来るのか?

 2025年は日経平均株価が大きく上昇しましたが、その中身はといえば、IT、AI、半導体関連の一握りの銘柄の大きな上昇によりもたらされたといえます。


 買われている銘柄が2000年のITバブル時に似ているため、ITバブルと比較する形で解説されている方もいますし、実際筆者もそう思います。


 ただ、ITバブル時と異なるのは、確かに主要株価指数は通常レベルよりは割高な状態にはあるものの、各個別銘柄がまだ驚異的な、異常なほどの上昇とまではなっておらず、業績にある程度見合った着実な株価上昇にとどまっていると感じることです。


 英国が利下げを行っていますので、投資資金が株式市場に集中し、バブルの総仕上げ的な上昇がここから到来してもおかしくないと思っています。


 ですから、日本株であれば日経平均株価上昇とともに大きく上昇した銘柄のさらなる上昇に注目しています。


考えていること2:増収増益が続く成長株がいつ買われ始めるのか?

 アクティブファンドの中には、長期でみるとインデックス(株価指数)よりも高いパフォーマンスを出しているものがいくつかありますが、ここ数年はそうした優秀なアクティブファンドであっても、インデックスファンドを下回る成績に甘んじているものが多いです。


 では、アクティブファンドの運用成績が劣っているのかといえばそうではなく、ここ数年はインデックスに大きなインパクトを与える少数の銘柄の上昇率が大きく、アクティブファンドが選定するような優良な銘柄の上昇率を大きく上回っているのがその理由です。


 優秀なアクティブファンドが選定している銘柄は、売上や利益が伸びていて今後も伸びることが期待される成長株です。ですが実はここ数年、この成長株のパフォーマンスが芳しくありません。


 成長株が買われ始めるのがいつかは分かりませんが、いずれその状況は訪れるはずです。こうした成長株の株価の上昇率は、長期的にみればインデックスを上回る可能性が高いと考えられますから、割安な状態にある成長株を見つけて投資候補としておくことが望ましいと考えています。


考えていること3:金、銀、プラチナといった貴金属価格はどこまで上がるのか?

 足元で金、銀、プラチナといった貴金属の価格が高騰しています。それに伴い、これらを投資対象とする投資信託や上場投資信託(ETF)の価格も大きく上昇しています。


 直近の動きはバブルの入り口のような様相を呈していますが、これらを保有していない投資家は「今から買ってよいのか?」「どこまで上がるのか?」とお思いの方もおられることでしょう。


 インフレが高進した1970年代は金や銀の価格は30倍以上に上昇しました。今回も、インフレ進展とともに同じような状況になるのではないかと個人的には感じています。


 ただ、どこまで上がるか?と言われても筆者も分かりませんので、上昇トレンドになっている間は保有継続し、下降トレンドになったら売却する、といったようなルール化を行い、客観的に行動するのが良いのではないかと思います。特にバブル化した場合、上昇途中で売却してしまうと買い直しがかなり難しくなってしまうので、その点には注意した上で行動することが重要です。


まとめ:全てにおいて「下がったらどうするか」を事前に考えてから行動しよう

 筆者は上記の3点を意識しながら投資ポジションを構築しています。もちろんこれらの銘柄の株価・価格が今後上昇すると見込んでのものですが、それに固執するのはやはりリスクが伴います。


 そのため、筆者は投資候補銘柄を選定した後、それらを購入するかどうかは株価のトレンドに応じて判断しています。上昇トレンドなら買い、下降トレンドなら見送っています。また購入後、株価が下降トレンドになった場合も売却します。


 これにより、株価が下がった場合でも損失を最小限に抑えつつ、上昇トレンドが継続した場合には利益をできるだけ伸ばすことが可能です。


 もちろん、株価が下がっても持ち続けるという選択肢もありますが、その場合は株価下落が大きくなると多額の含み損を抱えた塩漬け株によって身動きが取れなくなってしまいます。


 株価が大きく上がれば上がるほど、その後の下落も大きくなる傾向があります。保有している銘柄の株価が下がったらどうするか、を事前に考えた上で行動することが大切です。


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(足立 武志)

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