月替わりでテーマを決めて個人投資家にアンケートを実施。今月は、「2026年の金(ゴールド)相場はどうなる」かについて伺いました。

金相場を動かすと予想される材料には、「有事ムード」「インフレ」が挙げられました。金の保有手段については、投資信託や純金積立など長期の資産運用を考えたものが多く選ばれました。


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今月の質問「2026年の金(ゴールド)相場はどうなる!?」

楽天証券経済研究所 コモディティアナリスト 吉田 哲


 楽天証券では毎月、当社のお客さまを対象としたアンケートを実施しています。今回のアンケート調査は2025年12月22日(月)から24日(水)にかけて実施しました。今月は、2,135名の方に回答を頂きました(年代別のシェアは、20~30代が5.76%、40~50代が48.24%、60代以上が46.00%でした)。


 毎月数千人のお客さまにお答えいただくアンケート「楽天DI」は、日本の個人投資家の動向を図る有力な手掛かりと言えます。


 本稿では、月替わりでテーマを決めて実施している「今月の質問」の回答結果を以下でまとめています。


質問1:2026年の金(ゴールド)相場はどうなると思いますか?


個人投資家アンケート:2026年の金(ゴールド)相場を動かす材料は?
※四捨五入の関係で合計が100にならない場合がある出所:楽天DIのデータより楽天証券経済研究所作成

 当該質問において、回答者の59.3%が「やや上昇する」を選択しました。次点は「大きく上昇する」で16.2%、それに「あまり変わらない」13.4%などが続きました。


「大きく上昇する」と「やや上昇する」の合計は、75.5%でした。回答者の4分の3以上の人が、2026年に金(ゴールド)相場は上昇すると考えていることがうかがえます。


 今回の楽天DIの調査が行われた期間は、12月22~24日でした。

そして、ベネズエラ情勢が急速に悪化したタイミングは、年が明けた1月3日でした。この調査結果は、同情勢悪化を含んでいません。


質問2:どのような材料が、2026年の金(ゴールド)相場を動かすと思いますか?(複数選択可)


個人投資家アンケート:2026年の金(ゴールド)相場を動かす材料は?
※四捨五入の関係で合計が100にならない場合がある出所:楽天DIのデータより楽天証券経済研究所作成

 当該質問において、回答者の24.9%が「戦争やテロなどがもたらす『有事ムード』の動向」を選択しました。次点は「主要国の『インフレ』の動向」で17.1%、「金融政策の方向性を反映しやすい『米ドルおよび米国の金利』の上下」と「『中央銀行の金(ゴールド)保有量』の増減」11.5%、「S&P500種指数などの『株価指数』の上下」8.2%などが続きました。


 比較的多くの人が、「有事ムード」「インフレ」「米ドルの金利」「中央銀行」などが、2026年の金(ゴールド)相場の変動要因になり得ると考えているようです。


質問3:ご自身に適していると感じる金(ゴールド)を保有する際の手段はどれですか?(複数選択可)


個人投資家アンケート:2026年の金(ゴールド)相場を動かす材料は?
※四捨五入の関係で合計が100にならない場合がある出所:楽天DIのデータより楽天証券経済研究所作成

 当該質問の回答者の25.5%が「投資信託」を選択しました。次点は「純金積立」で22.1%、「ETF」19.0%などが続きました。


 投資信託にも、純金積立にも、「積み立て」をする仕組みがあります。


 また、上場投資信託(ETF)では、楽天証券のサービスである「かぶツミ®」や「米株積立」を利用することで、積み立てをすることができます。


 年金を形成することを目的とした長期の資産運用になじむ保有手段が多く選ばれました。


質問4:2025年に国内外で株価指数と金(ゴールド)の相場がともに歴史的な高値を更新しました。この出来事をどのように受け止めましたか?お考えを自由にご記入ください。

(128文字以内)


 大変にたくさんのご回答をいただき、全てを紹介することはできないため、主要なキーワードとその出現回数を確認します。(AIツールにて主要なキーワードの抽出と出現回数の算出を実施)


個人投資家アンケート:2026年の金(ゴールド)相場を動かす材料は?
出所:楽天DIのデータより楽天証券経済研究所作成

 出現回数が最も多かったキーワードは「金(ゴールド)」の122回でした。次点で、「インフレ」29回、「世界」28回、「上昇」27回、「相場」26回、「思う」23回、「株価」および「通貨」22回、「高値」および「不安」20回などがこれに続きました。


 以下は、回答の一部です(できるだけ文意を変えず、一部を修正しています)。


  • 覇権主義国家が世界秩序を壊そうと、不穏な動きをしている。(20代)
  • 世界のほとんどの通貨の価値が薄まっているのではないか。(20代)
  • 金(ゴールド)価格は中央銀行の買いによって上昇、株価指数はインフレ対策として買われて上昇した。(30代)
  • 金(ゴールド)価格は地政学リスクがきっかけで、株価指数は楽観的な見方がきっかけで買われた。(30代)
  • 金(ゴールド)価格は一気に上昇しすぎている。バブルの典型だ。(40代)
  • 金(ゴールド)は、悪銭に駆逐されない通貨だと思った。(40代)
  • 20数年で約10倍にまで上昇した。
    驚いている。全く予想できなかった。(50代)
  • 多くの国で有権者は不満をため込んでいる。このため多くの国の政策は緩和的になる。株価指数や金(ゴールド)価格が上昇するのは自然だ。(50代)
  • AI産業の本格稼働などで株価上昇、ドルの信認低下に伴う資金シフトで金(ゴールド)上昇。(60代)
  • S&P指数の価格水準まで、金(ゴールド)相場が上昇することを期待したい。(60代)

 今回は、「2026年の金(ゴールド)相場はどうなる!?」というテーマで行った各種質問の回答結果をまとめました。今後もさまざまなテーマを用意し、個人投資家の皆さまのお考えを伝えていきます。


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