4月になり、社会人デビューをする方や、新しいことに挑戦しようと考える方も多いことでしょう。投資に挑戦しよう、と考えている方に、ぜひ守っていただきたいことを二つお伝えします。

株式投資で最も重要なことは「利益を高める」のではなく「大きな損失を回避する」こと。それを回避するためには何が必要なのでしょうか?


初めての株式投資、大損しないために守るべき二つのことの画像はこちら >>

株式投資で重要なことは「大きな利益」ではない

 株式投資で重要なことは何だと思いますか?


「できるだけ利益を大きく上げること」と考える人もいるかもしれませんが、実はそうではありません。


 大きな利益を目指すということは、それだけリスクを高めることにつながるからです。例えば、ある一つの銘柄に投資資金を全て集中投資した結果、10年で100倍になる可能性もありますが、10分の1になる可能性だってあります。


 また、株価が下がっているときに大量の株を保有したまま我慢した結果、そこから急速に株価が切り返して結果的に大きな利益につながることもありますが、逆にいつまでたっても下げ止まらず、塩漬け株をつくってしまうこともあるのです。


 大きな利益の裏には、常に大きな損失が隣り合わせであることをぜひ押さえておいてください。


筆者が最も重視していることは何か?

 筆者は一つの銘柄に資金を集中するような投資は絶対に行いませんし、株価が下がっているときに大量の株を保有したまま我慢することも絶対に行いません。


 なぜなら、これらの行動はいずれも、裏目に出た場合大きな損失を被ることにつながるからです。


 筆者は常々、株式投資や資産運用をギャンブルにしてはいけない、と個人投資家の方に伝えています。


 うまく行ったら大きな利益、でも失敗したら大損害、というのでは、ギャンブルと変わらないと筆者は考えています。


 この後に、個人投資家の方に守ってもらいたいことを二つ述べますが、根本にはこの「大きな損失を被ることを避ける」ことがあると思ってください。


守ってもらいたいこと(1)将来の株価を予想しない

 筆者には普段から交流している仕事仲間や経営者仲間も数多くいますが、マーケットが不安定な動きになった今年3月は、「しばらくすれば株価は落ち着いて再び上昇するだろう」とか、「〇日移動平均線まで到達したから下げ止まる」とか、「金(ゴールド)の価格が下がっているが、早晩反発に転じるのでこのまま持っていて問題ない」といった見解が聞かれました。


 しかしこれらは将来の株価やマーケットを予想していることにほかありません。上記で述べた通り、株式投資や資産運用はギャンブルにすべきではなく、そうであれば裏目に出た時のダメージが大きくなるような行為はしてはいけないのです。


 将来の株価を予想するということは、予想が裏目に出た時に大きなダメージを被ることにつながりますから、これはしないように心がけていただきたいと思います。


守ってもらいたいこと(2)将来の株価予想を誰かに聞かない

 そして将来の株価を予想する以上に多いのが、将来の株価予想を誰かに聞く、ということです。


「これから株価はどうなりますか?」「ゴールドが大きく値を下げていますがしばらくすれば落ち着きますかねえ?」といった質問を、筆者も最近は嫌になるほど受けます。


 これらの質問に対する筆者の回答は極めて明快で、「分かりません」と答えます。本当に将来のことなど分からないからです。


 もし株を大量に保有していて株価が調整している局面で、誰かに今後の株価の先行きを聞いたところ「早晩下げ止まって反発する」と専門家が回答したからそのまま保有する…ということは決してしないでほしいと思います。


 なぜなら、この専門家の回答が外れた場合、自分自身が大きな損失を被るからです。


重要なのは「予想よりルール化」

 いずれのケースも、予想をして、それが外れることにより大きな損失につながってしまうということがお分かりでしょうか?


 ではどうすればよいか? 極めてシンプルな答えです。株価やマーケットの先行きを予想するのではなく、株価が上がったらどうするのか、下がったらどうするのかをルール化し、それに基づき行動すればよいのです。


 どうせ株価の先行きなど当たらないし、たまたま当たったとしても今後も当て続けることなどできません。その結果、予想頼りに動くといつかは大きな失敗につながってしまうのです。


 予想ではなくルール化、ぜひ実行していただきたいと思います。


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(足立 武志)

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