目指せ東京! WW2イタリア「極秘の大陸横断飛行」見事到着も日本は認めず乗員拘束ナゼ?

       

目指せ東京! WW2イタリア「極秘の大陸横断飛行」見事到着も日本は認めず乗員拘束ナゼ?

1942年7月20日、ローマ・グイドニア飛行場に到着した作戦機を歓迎する日伊両国の軍関係者達。右のサーベルを下げた将校は、清水陸軍武官である(吉川和篤所蔵)。

 しかし連絡便は日本と中立条約を結んでいたソ連領空を通過していたため、日本側は飛行成功を発表せず、搭乗員達を飛行場内に軟禁。そして帰路はインド洋ルートを使うことと、ドイツ特使として派遣する予定であった辻政信陸軍中佐の同乗を要請したのでした。

 この思わぬ冷遇にイタリア人搭乗員達は立腹、帰路の飛行ルートまで干渉されたくなかったモスカテッリ機長は、重量過多を理由に辻中佐の同乗を断り、さっさと帰国の途に就いたのです。

 1942(昭和17)年7月16日午前5時20分、福生を離陸したS.M.75GA型輸送機は元のルートを通って帰路に就き、20日17時50分にスタート地点となったローマのグイドニア飛行場に無事帰還します。滑走路では、当時イタリアの指導者であったムッソリーニ統帥が一行を待ち受け、その労をねぎらい、ようやく作戦成功を内外に宣伝しました。

 その後も極東飛行は計画されましたが、飛行ルートを巡って日本との折り合いが付くことはなく、翌1943(昭和18)年には東部戦線(ソ連戦線)の戦局が悪化し、クリミアの前進基地を失ったことで、イタリアは極東への航空連絡を断念。こうして極東連絡便は、ついに再開することはありませんでした。

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2021年1月14日の社会記事

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