「エアバスっぽい」コックピットになる前のモデルです…!
2022年までに順次改修予定ヨーロッパの航空機メーカー、エアバスは現地時間2021年2月9日(火)、コックピットをアップグレードしたエアバスA300-600型の貨物機を、アメリカの貨物専用航空会社、UPS航空に引き渡したと発表しました。エアバスによると、同モデルでこのような改修が施されるのは初めてのことだそうです。
UPS航空のA300-600型機(画像:エアバス)。
A300-600型機は、1974(昭和49)年にエアバスが初めて世に出した旅客機「A300」をベースに、2人乗務を可能にするなどの改修を実施した、1984(昭和59)年デビューのモデルです。日本でもJAS(日本エアシステム)が1991(平成3)年に導入。同社がJAL(日本航空)と合併した後も引き継がれ、2011(平成23)まで運航されました。
とはいえこのモデルは、A320やA350といった、現在のエアバス製旅客機のコックピットで象徴的な「サイドスティック操縦かん」や液晶モニターが多数ならぶ「グラスコックピット」などが導入される前の世代のもの。いまとなっては、その稼働機数は非常に少なくなってきているといえるでしょう。
今回の改修では、コックピットのモニターが4つの大型LCDディスプレイに変更されたほか、コックピットの装備も強化されているとのこと。
UPS航空はA300-600型の貨物機を52機保有し、2022年までに順次、これらのコックピットを改修する予定です。同社によると、A300-600型は「アメリカ国内の『エクスプレス』市場に最適なキャパシティをもっている」とのことで、飛行頻度的に、まだ主力機として使うことが十分に可能としています。

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