東京貨物ターミナル駅と東福山駅を結びます。
CO2排出削減量は年間8083t西濃運輸、日本FL(日本フレートライナー)、JR貨物の3社は2021年9月21日(火)、東京貨物ターミナル駅(東京都品川区)と東福山駅(広島県福山市)との間で、ブロックトレイン「カンガルーライナーTF60」の運転を開始することを発表しました。
「桃太郎」ことJR貨物EF210形電気機関車(300番台)がけん引する「カンガルーライナー」(画像:写真AC)。
「カンガルーライナーTF60」の運転開始日は2021年10月5日(火)。下り列車は東京貨物ターミナル駅を午前6時58分に発車して東福山駅に21時22分に到着、上り列車は東福山駅を午前4時14分に発車して東京貨物ターミナル駅に20時19分に到着します。
今回運転を開始する「カンガルーライナーTF60」は20両編成で、うち15両が西濃運輸、残り5両が一般利用です。吹田貨物ターミナル駅と仙台港駅を結ぶ「カンガルーライナーSS60」、名古屋貨物ターミナル駅と福岡貨物ターミナル駅を結ぶ「カンガルーライナーNF64」に次ぐ、3本目の「カンガルーライナー」となります。
「カンガルーライナーTF60」では、西濃運輸及び協力会社である日本FLのトラックで貨物駅に持ち込まれた貨物を、日本FLが受託人となって貨物列車に積載。JR貨物が貨物駅間を直行輸送します。積載する貨物は1列車あたり31ftコンテナ30個(往復60個)です。
JR貨物と西濃運輸では、今回のブロックトレインの新設により、社会問題であるトラックドライバー不足の緩和とCO2排出量削減によるカーボンニュートラルの実現に貢献するとしています。「カンガルーライナーTF60」運行によるCO2排出削減量は年間8083tとなります。
JR貨物によると、「カンガルーライナー」に付くアルファベットは発着駅の頭文字、数字は往復のコンテナ数だそうです。