客室を全面”日本人好み”に改修しちゃいました!
日本人に根強い人気 ホノルルの名門ホテル新型コロナウイルス感染拡大で、2020年初頭ごろから実質上不可能となった海外渡航。ただ、コロナワクチンの普及で一部の国では先んじて規制の緩和が進んでおり、日本においても2021年10月から、接種完了などの条件を満たせば、入国後14日の隔離期間を短縮できる措置などが講じられるようになりました。
あらゆる渡航地のなかでも、真っ先に日本人旅行者の回復が見込まれる場所のひとつが、ハワイでしょう。実はコロナ拡大直前に、客室を全面”日本人好み”に改修した有名ホテルがあります。マリオット・インターナショナルに属する「シェラトン・ワイキキ」です。2021年8月、その客室を見てきました。
「シェラトン・ワイキキ」の玄関部分(2021年8月、乗りものニュース編集部撮影)。
立地は空港から車でおよそ30分。ワイキキビーチの中心部に位置します。施設は、全1636の客室を備えるほか、ビーチに面したふたつのプールやレストランなども。コロナ禍前は、ホノルルトップクラスの日本人人気の高さを誇りました。
改修は、コンテンポラリーハワイアンを基調に明るさを重視。ベッド部分にコンセントを備えるなど、機能性の高さもポイントでしょう。
日本人特有「バスルームの憂鬱」問題、関係なし!そして改修で大幅に”日本人好み”へアップグレードされている点。
現在は全室にTOTOの温水洗浄便座「ウォシュレット」を備えます。そしてバスルームは全室浴槽付きです。海外旅行する日本人の一部には非常に根強い「バスルームの憂鬱」問題が、このホテルでは無縁なのです。

「シェラトン・ワイキキ」の「ラージ・ラグジュアリー・オーシャン」(2021年8月、乗りものニュース編集部撮影)。
客室はゆうに10種類を超える豊富なレパートリーを持ちます。たとえばダブルベッドを3台備えた広めの間取りが特徴の「ラージ・ラグジュアリー・オーシャン」、角部屋に位置し、リビングルームとプライベートバルコニーを備えた2つのベッドルーム(キングベッド1台、ダブルベッド2台)を備え、最大6人が滞在できる「オハナスイート」など。ちなみに、これら2種の部屋は原則ビーチが見えるオーシャンフロントです。
ちなみにシェラトン・ワイキキ、入り口にハワイで神聖な生き物とされる「HONU(ウミガメ)」の像が設置されており、運が良ければ窓から本物の「ウミガメ」を見ることができます。ANA(全日空)の運航する、ウミガメ塗装のエアバスA380型機「フライングホヌ」も、こういったハワイの文化に影響を受けたものとされています。