海洋の再生可能エネルギーは5種類あるらしいですぞ。
波力発電装置を開発する英企業へ出資、関係強化へ商船三井は2022年1月21日(金)、波力発電装置を開発する英国ボンボラウェイブパワー(Bombora Wave Power)社へ出資したと発表しました。
波力発電装置「エムウェイブ」のイメージ。海面下10mに設置し、モジュールごとに脱着も可能(画像:商船三井)。
ボンボラ社は膜型波力エネルギー変換器「エムウェイブ」を開発しています。海面下10mに設置した変換機のゴム製の膜が波でたわむことで、タービンに空気を送り込んで電気を生成するしくみ。電気は水中ケーブルを介して海岸に直接転送されるといいます。
ボンボラ社はこの波力発電装置の実用化、ならびに洋上風力発電装置と一体化した技術開発を進めているといいます。同社と商船三井は2020年から協業してきましたが、今後は欧州のほか日本やアジア海域における技術開発と事業化を推進し、「再生可能エネルギーの統合ソリューションの構築」を目指すとしています。まずは、日本での適地を選定するための国内調査を開始するということです。
ちなみに、海洋再生可能エネルギーは、洋上風力発電、波力発電、潮流発電、海流発電、海洋温度差発電の5種類だそう。現在は洋上風力発電を除き、世界的に商用化には至っていないものの、電源としてのポテンシャルが高いこと、循環型エネルギーであることから、急速に成長している分野だそうです。