全17本のトンネルのうち、4本が貫通済みとなりました。
2030年度末の開業を目指し工事中北海道新幹線H5系(画像:写真AC)。
鉄道建設・運輸施設整備支援機構(鉄道・運輸機構)は2022年4月15日(金)、北海道で建設が進められている北海道新幹線の札幌延伸工事について、長万部~倶知安間で進められていた「ニセコトンネル」(延長2250m)の掘削が完了したと発表しました。
新函館北斗~札幌間の約211kmでは、全部で17本のトンネルが建設中。そのうち、昆布・二股・宮田の3つのトンネルがすでに掘削完了。今回4本目となるニセコトンネルは、昆布トンネルの東隣にあるトンネルで、在来線のニセコ駅からは直線距離で約4km南側に位置します。
ニセコトンネルのさらに東隣には、延長9750mの羊蹄トンネルが建設中。それを抜けると、倶知安駅があります。この羊蹄トンネルでは2021年7月、シールドマシンが巨大岩塊に阻まれ掘進停止。工事再開に向け、岩塊破砕作業が3月上旬から進められています。
北海道新幹線の札幌までの延伸開業予定は、2030年度末となっています。

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