「かつて地方でよく見た彼らが、大きくなって帰ってきた!」感があります…。
緑のANA機「エコボン」を連想ANA(全日空)が2022年6月3日、特別デザイン機「ANA Future Promise 特別塗装機」を10月をめどに就航させると発表しました。
ANA Future Promise 特別塗装機のイメージ(画像:ANA)。
「ANA Future Promise 特別塗装機」はANAグループが持続可能な社会の実現と企業価値向上を目指し立ち上げたプロジェクト「ANA Future Promise」の取り組みをアピールするもの。同社はこのデザインを「環境の概念を表現する『水と緑』をモチーフとした」としています。特別塗装をまとうのは、ボーイング787-9「JA871A」、787-8「JA874A」の2機です。
その塗装デザインに「見てみたい」「みどり組爆誕」「なにこれすごい!」「よく見るとデザインが左右非対称」「ちゃんとデザインされているのがいいですね」といったコメントがSNS上に寄せられました。
ただ、多くのファンから寄せられたコメントは、往年のANA機の特別塗装を思い出すといった内容のもの。「緑のANA機」の導入は、今回が初めてではありません。
2010年から2018年まで、ANAウイングスのターボプロップ機「ボンバルディアDHC8-Q400」の一部に、緑色のカラーリングが施された機体がありました。これらの機体は、「エコボン」という名前がつけられました。名称に入る「エコ」のとおり、この塗装は、同グループの環境への取り組みを示すものとして行われたものです。
「ANA Future Promise 特別塗装機」の発表では、この「エコボン」を思い出すコメントが多く寄せられました。一部を抜粋すると次のようなものです。
・エコボンが787になって帰ってきた!
・ネオ・エコボンじゃん!
・なんか既視感あると思ったらエコボンだった
・エコボンならぶエコ”ハチ”?
・エコボンも復活しないかな~。

ANAの「エコボン」特別塗装機(画像:ANA)。
このほか、「ANA Future Promise 特別塗装機」の胴体部に引かれた曲線的なラインから、ボーイング777-300導入時に採用された「風」をイメージした特別塗装や、航空ファンに「サバ(鯖)」と呼ばれていたボーイング787導入時の特別塗装など、往年のANA機の特別塗装機を思い出したという声も集まっています。
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今回特別塗装をまとう2機のボーイング787は、国内線・国際線の定期便の一部路線に投入され、中長期的に活用される見通しとのことです。