車内放送の仕事は「初めて」だとか。
講談師の一龍斎貞弥さんが自動放送を担当東武鉄道が満を持して送り出す新型フラッグシップ特急「スペーシアX」。
その車内自動アナウンスを担当することになったのは、講談師の一龍斎貞弥(いちりゅうさい ていや)さん。同氏のツイッターで2022年11月に車内放送を収録したことが明らかにされているほか、東武線の各駅で配布されている情報誌「マンスリーとーぶ」4月号に一龍斎さんのインタビュー記事が掲載されています。
スペーシアX(乗りものニュース編集部撮影)。
一龍斎貞弥さんはパロマ製給湯器の「お風呂が沸きました」の声をはじめ、日産のカーナビなど、様々なアナウンスの音声を担当していることで知られています。
これまで、東武線の「TJライナー」や特急「リバティ」の車内放送は「女子鉄アナ」として知られる久野知美さんが担当していました。車内放送の仕事は一龍斎貞弥さんにとって初めてだそうですが、これまで東武鉄道の運転士養成講座ビデオのナレーションを担当するなど、同社とは以前から縁があったようです。
「スペーシアX」は、最上級の「コックピットスイート」など6種類もの客室を備えていることが特徴で、車内は「江戸時代」をテーマにデザインされています。先頭車デッキには天井部にLCD搭載ガラスサイネージが取り付けられており、日光・鬼怒川の自然などの映像が放映されるほか、香りを放出するアロマディフューザーも設置。乗客を出迎え、旅の気分を高めてくれる演出がなされるようです。乗った時から「江戸時代」を実感できる特急として、一龍斎貞弥さんの車内放送も華を添えてくれることでしょう。

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