日本で「世界一マズいカップ麺」としてたびたび話題になるのが、イギリスのカップ麺「ポット・ヌードル(Pot Noodle)」。今回、そのなかでもナゾな味のひとつ「ボンベイ・バッド・ボーイ」味を食べてみました。

「ボンベイ・バッド・ボーイ」味…だと?

 日本のブログや動画共有サイトのなかで、「世界一マズいカップ麺」としてたびたび話題になるのが、イギリスのカップ麺「ポット・ヌードル(Pot Noodle)」です。どのようなものなのか、現地イギリスで実際に食べてみました。

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「ポット・ヌードル」の「ボンベイ・バッド・ボーイ」味(乗りものニュース編集部撮影)。

 この「ポット・ヌードル」、イギリスのスーパーマーケットでは日常的に購入することができます。いくつか味があり、この日商品棚には、「チキン&マッシュルーム」や「オリジナルカレー」、そして「ボンベイ・バッド・ボーイ(Bombay Bad Boy ボンベイの不良少年的な意味か)」なる味がラインナップされていました。

 この店舗での価格は1つ1.19ポンド(約216円)。この価格は標準サイズ(90g)のもので、このほか、某日本での定番のカップ麺と同じく「KING」サイズも並んでおり、こちらは1つ1.39ポンド(約252円)となっていました。

 今回はこのなかでもっとも味のイメージがわかない「ボンベイ・バッド・ボーイ」味をチョイス。カップ内には麺、粉末スープ、具が最初から入っており、そこにお湯を注ぎ2分待ったのち、袋入の赤い液体を入れ、さらに2分待つというものです。

「ボンベイ・バッド・ボーイ」いざ実食

「ポット・ヌードル」の「ボンベイ・バッド・ボーイ」味は、いうなれば激辛カレー風味といった内容です。お湯をいれるとカレー味のカップ麺の香りが広がります。

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「ポット・ヌードル」の「ボンベイ・バッド・ボーイ」味の作り方(乗りものニュース編集部撮影)。

 まずはスープ。カレー風味で酸っぱく辛めの味となっているものの、とにかく薄味です。辛さも日本の辛い系カップ麺には遠く及びません。日本のカレー味のカップ麺に、お湯を規定量の1.5倍注いでしまったイメージがわかりやすいでしょう。ただ、食べられないほどのものではありません。ある意味、辛みやカレー系が強い「ボンベイ・バッド・ボーイ」を選んだことが功を奏したのかもしれません。

 具はコーンやグリーンピースなど。やけにグリーンピースがリアルなのがまたいい味を出しています。そして麺はカップ麺としては太めですが、5cmくらいで切れます。海外では”麺をすする”行為はダメと言われますが、これはどうやってもすすれません。どちらかというと、小麦粉の塊をもぐもぐ食べるような新食感が味わえました。

 そんなこんなで「ポット・ヌードル」をなんとか完食・完飲。

決して食べられないではないですが、やはり日本のカップ麺のイメージでいくと、かなり面食らうものとなっていました。

 ちなみに、「ポット・ヌードル」をはじめとして、食べ物に困ることが多いといわれるイギリスですが、お店をちゃんと選べば結構おいしいものが食べられるということも付け加えておきます。

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