3年半運休の夜行バス、持ちこたえられず JRバス珍路線「北陸～四国」廃止へ
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新幹線延伸後の競合を見たかった……。

「北陸ドリーム四国号」

　西日本ジェイアールバスとジェイアール四国バスは2023年9月5日、夜行高速バス「北陸ドリーム四国号」を11月30日に廃止すると発表しました。

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2019年に使われていた北陸ドリーム四国号の車両（画像：西日本ジェイアールバス）。

　同路線は富山・金沢・福井～徳島・高松・高知を12時間で結ぶ路線として2019年6月に運行を開始。長距離の夜行バスが少なくなるなか、JRバスグループのリソースを活かした運行形態で、鉄道だと複数回の乗換が必要になる両地域を直結するユニークな路線として注目されました。

　しかし、同路線は新型コロナウイルスが流行した2020年4月20日から運休。それから3年半のあいだ、廃止せずそのままとなっていたものの、今年11月末まで走ることなく消える可能性もあります。ジェイアール四国バスは廃止の理由について「乗務員不足等により」としています。

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