「何もない小田原駅西口」が大化け!?
一体的に再整備小田原駅(画像:写真AC)。
神奈川県小田原市は2023年10月26日(木)、小田原駅西口地区の再開発に関する基本構想素案を発表しました。
県西部の中核都市の玄関口で、新幹線も停車する小田原駅。西口は「新幹線ビル」の跡地にタワマン「レーベン小田原 THE TOWER」の建設事業が進んでいますが、それ以外は古いビルや駐車場などで雑然とした状況です。そこで一定の開発方向性を定めるのが、今回の基本構想です。
メインは「商業・業務・医療・福祉・文化機能等をはじめとする高度な都市機能の集積・誘導」「多世代に対応 した都市型住宅の整備」とあることから、多用途高層マンションが建設されるものと思われます。
そのほか余った土地は「歩行空間」「交通広場」に割り当てられ、駅機能と一体化して空中デッキが広がるイメージです。
高層ビルは西口北側、交番や駐車場がある区画に、15階建て程度のものが建つ計画。その3階部分までが、駅構内と西口エリア全体へまたがり、地上の交通広場(ロータリー)を大きく飲み込むような案も検討されています。
小田原市は、まずは今年度中に基本構想を正式策定する構え。昨年6月の市議会資料によれば、そこから3年ほどかけて都市計画決定に漕ぎつけ、2027年度以降に事業化を果たして着工というスケジュールを描いています。
東口に比べて「何もない」という印象の小田原駅。基本構想の素案では「東口広場の機能分担」も盛り込まれているほか、「駅前にふさわしいにぎわいの創出」を図るとしています。

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