「静岡ホビーショー」の会場で「1/35 ドイツ連邦軍主力戦車 レオパルト2A7V」がタミヤブースで展示されました。既存の「レオパルト2A6」とはどの点が違うのでしょうか。
静岡市のツインメッセ静岡で行われた「静岡ホビーショー」のタミヤブースで、6月発売予定の新商品「1/35 ドイツ連邦軍主力戦車 レオパルト2A7V」が展示されていました。
タミヤ「ミリタリーミニチュア」シリーズの「1/35 ドイツ連邦軍主力戦車 レオパルト2A7V」(斎藤雅道撮影)。
同戦車はドイツ軍で2017年に採用決定となり、2021年9月に実戦部隊に配備されたレオパルト2シリーズの新型です。元になった「レオパルト2」は、40年ほど前に開発された車両ですが、数度に分けて防御力、機動力、火力などの向上を図るため改良が行われ、その度に「レオパルト2A5」「レオパルト2A6」といった形で呼称が変わっています。
「レオパルト2A7V」は、配備から間もない新型ではありますが、タミヤブースで同製品の説明をしていた担当者によると、実車取材を行い立体化したとのことで、増加装甲や両側面にバスケットが増設された砲塔などの装備が、ひとつ前の型である「レオパルト2A6」と見た目が違うとのことです。
最新型の「レオパルト2A7V」の模型は、同型から採用となった車内空調(エアコン)のファンが新たに設置されたほか、GPS送信機や補助電源装置が変更になった関係で、車載されている工具の位置なども異なっているなど、細部に至るまで、取材で得た細かい情報が活かされています。
実際に会場では、以前にタミヤが発売した1/35スケールの「レオパルト2A6」が一緒に展示されていましたが、「レオパルト2A7V」の方がひとまわり横幅が大きいような印象を受けます。
そのため、細かい点を再現するためには、既存商品の「レオパルト2A6」とのパーツ流用も困難だったとのことで、「部品は全部新規で起こしました」と担当者。実車両の方も転輪などの脚回り以外は、ほぼ違う形になっているとのことでした。

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