初代「マンガッタンライナー」3月引退 仙石線の最終日時刻も発表 盛大に見送り
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JR仙石線を走る205系電車「仙石線マンガッタンライナーI」が、運行を終了します。

震災前から20年以上にわたり運行

　JR東日本東北本部は2025年1月10日、「仙石線マンガッタンライナーI」の運行を3月に終了すると発表しました。

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「仙石線マンガッタンライナーI」（(C)石森プロ、画像：JR東日本）。

「仙石線マンガッタンライナーI」は2003年3月、仙台～石巻を結ぶJR仙石線で、205系電車を使って運行を開始しました。石巻市（宮城県）の街おこしと仙石線の活性化を目的とした、同市との共同事業です。

　石巻市には漫画家・石ノ森章太郎の記念館「石ノ森萬画館」があります。これにちなみ、「仙石線マンガッタンライナーI」の車体には、石ノ森作品の中でも人気の高い「サイボーグ009」「仮面ライダー」「ゴレンジャー」「ロボコン」の各キャラクターが車両それぞれにデザインされています。

　2011年3月の東日本大震災による長期運休を経ながら運行されてきましたが、「車両の経年に伴い」（JR東日本）、引退を迎えます。最終運行は、3月23日（日）の下りあおば通10時48分発、上り石巻12時46分発の予定です。

　当日は正午から石巻駅で、アニソン歌手・遠藤正明さんや石巻市のご当地ヒーロー・シージェッター海斗、「雄勝町伊達の黒船太鼓」、地元幼稚園児らが駆け付け、盛大な見送りが行われます。

　なお、「マンガッタンライナー」は、今回引退する「仙石線I」のほか、2008年には「仙石線II」が誕生。2013年から「石巻線」（2015年引退）が、2022年から「仙石東北ライン」の編成がそれぞれ運行されています。

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