石川県の白山に棲まうとされる龍がモチーフです。
伝統の「龍」を描いたF-35Aが初登場航空自衛隊小松基地(石川県小松市)は2025年4月26日、同基地でF-35A戦闘機の配備記念式典が開催されたと発表し、公式Xでその様子を公開しました。
石川県の航空自衛隊小松基地に配置されている第6航空団第303飛行隊のF-15J戦闘機(画像:統合幕僚監部)
F-35Aは航空自衛隊で最新のステルス戦闘機です。これまで、三沢基地(青森県三沢市)の第301飛行隊、第302飛行隊にF-4EJ改の代替として導入されています。
今回は、戦闘機を掩体(シェルター)で運用する第303飛行隊にF-35Aが配備されました。第303飛行隊は、1976年に小松基地でF-4EJの戦闘機部隊として発足し、1987年に運行機種をF-15J/DJに転換した部隊です。部隊マークは、石川県の白山に棲まうとされる龍をモチーフとしたものとなっており、F-35Aの尾翼にも描かれました。
小松基地ではF-35Aの配備にあわせ、同機を整備する専門部隊の第1整備隊と、主にF-15を担当する第2整備隊が新たに組織されました。今後、F-35Aは小松基地に2個飛行隊(40機)分が配備され、同数のF-15を更新する予定です。