派生型が多数ある機体。
空自機が撮影した画像が公開防衛省・統合幕僚監部は2025年4月29日、中国軍のY-9哨戒機1機が東シナ海から飛来し、沖縄本島と宮古島の間を通過したと発表。
航空自衛隊のF-15戦闘機(画像:写真AC)
Y-9は元々、多用途中型輸送機として開発された機体ですが、輸送機のほか、早期警戒機や哨戒機などの様々な派生型が存在します。
今回確認された哨戒機タイプは、機体後部から細長く伸びた「尻尾」が特徴。これは磁力で潜水艦を探し出す磁気探知機で、哨戒機ではよく見られる装備です。また、機首には顎のようなレーダーのカバーがあります。
防衛省によると、今回確認された機体は、沖縄本島と宮古島との間を通過した後、太平洋上で旋回して反転。再び沖縄本島と宮古島との間を通過し、東シナ海へ向けて飛行したとしています。
また、同日午後には、中国軍の無人機1機(推定)も東シナ海方面から飛来し、与那国島と台湾の間を通過して太平洋に至ったとのこと。
これらの機体対して自衛隊は、航空自衛隊の南西航空方面隊の戦闘機を緊急発進させて対応したそうです。