一般開放イベントでは恐らく初の公開。
SM-6を空中発射可能にしたミサイルアメリカ海兵隊は2025年5月4日、山口県の岩国基地で行われた「フレンドシップデー2025」で、AIM-174B長距離空対空ミサイル(AAM)を一般公開しました。
AIM-174Bの実験も行った第9航空試験評価飛行隊(VX-9)所属の(画像:アメリカ海軍)
海上自衛隊とアメリカ海兵隊が共同使用している同基地のイベントでは今回、アメリカ海軍のF-35C「ライトニング II」やF/A-18F/E「スーパーホーネット」が展示されたほか、航空自衛隊も戦闘機のF-15JやKC767空中給油機を展示しました。
その展示機体のひとつであったF/A-18F/E「スーパーホーネット」の翼下に、AIM-174Bと思われる物が2発が吊り下げられていました。
海外のミリタリー及び航空機軽のメディアによると、同ミサイルが一般来場者が近くで見学できる状態で公開されたのは今回が初になるとのことです。
AIM-174Bは艦対空ミサイル・弾道弾迎撃ミサイルであるSM-6を航空機に搭載可能とした空対空ミサイルで、射程はアメリカ軍が保有する全ての空対空ミサイルで最も長いと噂されています。
正確な射程は非公表なので明らかとなっていませんが、元となったSM-6はマッハ3で飛行可能で370kmの射程を誇ります。