JR九州が導入する次世代車両は「あの車両」でした。
JR九州が導入する「次世代車両」とはJR九州は、2025年3月期の決算説明会資料を5月12日に公表。
JR九州の国鉄型車両(画像:写真AC)
今後は「次世代車両の新製」として、2024年度から2030年度にかけて、計125億円の設備投資が計画されています。内訳は2024度が約15億円、2025年度~2027年度は約10億円、2028年度~2030年度は約100億円です。
JR九州によると、この約125億円を投じて新製する次世代車両は、「国鉄継承車両の老朽取替であり、YC1系の新製を想定している」(東京支社企画課)とのこと。具体的な投入時期は未定と話します。
YC1系は老朽化した国鉄型気動車の置き換えを目的に開発された車両で、2018年に登場。車体前面の縁取り部に多数のLEDライトがある独特のデザインが特徴です。今後も次世代車両として増備が進む見通しです。
なお、JR九州には国鉄型気動車だけでなく、415系や103系といった国鉄型電車も残っており、これらをどのようにして置き換えるのか注目されます。
N700系の車両改造は「維持更新投資」の一環となります。JR九州はN700系の改造内容について、「老朽取替対象であるATC装置などの維持更新のために必要な改造」(同)になると話します。比較的小規模な改造となる模様です。

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