延伸工事が進む国道4号「東埼玉道路」の吉川市川藤~松伏町田島間が、2025年6月1日に開通します。

「東埼玉道路」北へ延伸

 国道4号「東埼玉道路」が、2025年6月1日(日)15時に延伸開通します。

日本一デカいイオンから北へ! 巨大国道「東埼玉道路」が1日延...の画像はこちら >>

東埼玉道路と一体で開通する「浦和野田線」の建設中区間(松伏町田島)。ここが東埼玉道路の実質的な終点となる(2025年3月、乗りものニュース編集部撮影)。

 東埼玉道路は埼玉県八潮市の外環道(国道298号)から北進し、春日部市へ至る計画の道路です。国道4号バイパスのさらにバイパスにあたります。沿道には国内最大級のショッピングモール「イオン越谷レイクタウン」が立地しており、現在は国道298号からレイクタウン北側の吉川市川藤までが先行開通しています。幅員50mにもおよぶ大きな道路です。

 そして1日には、吉川市川藤から北へ3.8km延伸し、松伏町田島までの区間が開通します。新たな終点では、埼玉県が整備を進めてきて同時開通する県道19号越谷野田線バイパス(都市計画道路「浦和野田線」)と接続し、「L」字のような新ルートが誕生します。

 新たに終点となる松伏町はいわゆる“鉄道空白地帯”で、越谷市や吉川市、江戸川を挟んで接する千葉県野田市などにバスで連絡しています。東埼玉道路の新たな終点は、江戸川を渡る県道19号の「野田橋」に近いですが、現時点ではその橋に通じる県道とは直接接続しないため注意が必要です。

 今後、県道19号バイパスが延伸開通すると野田橋までつながり、国道298号やレイクタウンから野田に至る便利なルートが出来上がる見込みです。

 なお、東埼玉道路は松伏町からさらに北へ、春日部市内の国道4号バイパスまでの延伸事業も進められています。

さらにこれとは別に、巨大な中央分離帯の空間などを活用した高架の自動車専用部を建設する事業も進んでおり、こちらはNEXCO東日本の有料道路となる見込みです。

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