国土交通省 徳島河川国道事務所は2025年5月30日、国道192号「徳島南環状道路」において、「僧津山トンネル」(855m)が貫通したと発表しました。

ここが繋がれば超時短!? 徳島の高規格「環状道路」でトンネル貫通

 国土交通省 徳島河川国道事務所は2025年5月30日、国道192号「徳島南環状道路」において、「僧津山トンネル」(855m)が貫通したと発表しました。

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徳島南環状道路、文化の森IC付近(画像:徳島南河川国道事務所)。

 徳島南環状道路は、徳島市の外縁に計画された徳島外環状道路(約35km)のうち南側の9.5kmにあたります。この区間は吉野川南岸を東西に結ぶ国道192号のバイパスとして、国が建設を担当。自動車専用部と側道からなる高規格道路として計画されている区間です。

 まずは側道部の建設が進められており、2015年までに、鮎喰川西側の2.6kmと、国道55号から西へ延びる3.3kmが開通済み(一部自動車専用部を先行供用)。しかし、それから約10年は開通が途絶えています。

 未開通の4.0kmは、鮎喰川と園瀬川が流れ、その間に山が横たわるという難関。そのなかで最大の構造物が僧津山トンネルとされています。

 この部分が開通すると、県西に通じる国道192号と、県南に通じる国道55号の行き来が徳島市街を介さず可能となり、中心市街地の混雑緩和が期待されています。環状道路が接続する国道192号観音寺交差点と国道55号大野交差点の所要時間は、約33分も短縮するそうです。

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