活性化なるか?
「広島⇔備後落合」直通列車が運行JR西日本は2025年6月16日、芸備線再構築協議会の実証事業として、同線で臨時列車を運行すると発表しました。運行日は7月19日~11月24日までの土休日(計45日)です。
備後落合駅。利用者が非常に少ない「秘境ターミナル駅」として知られる(画像:写真AC)
芸備線はJR西日本でも特に利用者が少ない線区。東城~備後落合間の営業係数(100円の営業収入を得るのにどれだけの営業費用を要すかを表す指標)は、「11766」となっており、1万1766円を費やして100円を得ているという状況です。これは同社で最も高い数値で、平均通過人員は1987年度比で96%減となっています。
JR西日本は芸備線の備中神代~備後庄原間で、再構築協議会の設置を要請し、その実証事業の1施策として臨時列車を運行します。
運行区間は新見~備後落合(キハ120系1両編成)、備後落合~広島(キハ120系2両編成)で上下1本ずつです。備後落合~広島の所要時間は約3時間です。
備後落合駅は、芸備線と木次線が接続する乗換駅ですが利用者が非常に少ない秘境ターミナル駅として知られます。