ウクライナ国防省は2025年7月11日、ロシア軍「ゼムレデリエ」遠隔地雷ふっ設システムを撃破したと発表しました。
「希少な工学システムを破壊した」と発表ウクライナ国防省は2025年7月11日、ロシア軍「ゼムレデリエ」遠隔地雷ふ設システムを撃破したと発表しました。
「ゼムレデリエ」遠隔地雷ふっ設システム(画像:ロシア国防省)
同車両は2022年からロシア軍で運用開始された車両といわれており、地雷をランチャーで5~15km離れた距離に射出し、パラシュートで降下させることで地雷原を迅速に構築する車両となっています。
2022年2月から始まったロシアによるウクライナ侵攻から使用されている車両で、特に2023年夏のウクライナ軍による反攻作戦の際には、同軍の進軍を妨げるために、同システムが有効活用されたと言われています。
ウクライナ軍が同車両を撃破することは珍しいようで、公式Xで同国国防省は「希少な工学システムを破壊した」と発表しています。
攻撃を実施したのは、ウクライナ特殊作戦部隊のようで、公開された動画ではドローンを使った攻撃の様子が映されています。場所は明かされていませんが、欧州メディアの情報などによると、前線で地雷発射を行っているところを発見し、ドローンで追跡して撃破したようです。
【動画】炎上している…ドローン数機の攻撃を受ける「ゼムレデリエ」