大阪・伊丹空港のショップで、淡路屋が西明石駅などで提供している有名駅弁「ひっぱりだこ飯」の“おにぎりバージョン”が販売されていました。実際に食べてみました。
大阪・伊丹空港のショップで、淡路屋が西明石駅などで提供している有名駅弁「ひっぱりだこ飯」の“おにぎりバージョン”が販売されていました。空港で食べられる「駅弁おにぎり」はどのようなものなのでしょうか。
伊丹空港で販売されていた「駅弁おにぎり」(グルメ満二郎撮影)。
「ひっぱりだこ飯」は真ダコと、穴子、季節の野菜を、独自に焼き上げた蛸漁に使用する蛸壺風の陶器に盛り付けたものです。この「駅弁おにぎり」は同メニューを再現したもので、醤油めしのなかに真ダコの旨煮、錦糸玉子が入り、兵庫のりに巻かれているとのことです。
価格に関しては公式サイトによると240円と、おにぎりにしては結構高価です。プラスチック容器に保存されているタイプで。コンビニで一般的な手巻おにぎりのようにご飯と海苔が分離した状態で販売されていないので、せっかくの「兵庫のり」がシナシナになってしまっていました。味付けはさっぱりとしたもので、ちょっとお米のパサつきが気になるところです。
一方で、味の再現度としては、「ひっぱりだこ飯」にかなり近しくなっています。タコのサイズも、おにぎりの具としてはかなり大きいことは嬉しいポイントです。
ただ、有名駅弁のブランドがあるにせよ、ちょっとコスパ的に残念であることは否めないな……と筆者は感じてしまいました。空港のなかでも、ほぼ同じ値段を払えば、これも大阪名物である551蓬莱の「豚まん」の出来立てが1個食べられてしまうので、どうしてもそれと比較してしまいます……(ただ551蓬莱は素晴らしい香りがするので、機内で食べるとかなり白い目を浴びそうですが)。
ちなみに伊丹空港では「ひっぱりだこ飯」の「駅弁おにぎり」以外にも、「きつねの鶏めし」「神戸名物すきやき弁当」バージョンも売っていました。こちらの方が手頃な価格なようですし、食材的にもパンチが効いてそうなので、今度試してみようと思います。