確かに実用化したらスゴイ有能そう…。
3種類がラインナップ予定水面上を超低高度で飛行する「シーグライダー」を開発するアメリカ・REGENT社が2025年7月15日、この機を防衛用途部門である「REGENT Defense」の設立を発表しました。
軍用向け「シーグライダー」イメージ(画像:REGENT Defense)。
REGENT Defenseが手掛けるシーグライダーは3種類が公式HP上で公開されており、自律型で50ポンド(約23kg)の搭載重量を持つ「Squier」、自律型で3500ポンド(約1590kg)搭載重量を持つ「Viceroy」、その有人操縦バージョンがラインナップされています。
同社によると、これらのソナーの上・レーダーの下を飛行。高速でレーダー感知がしづらいフライトを実現するといいます。これらの機体は物資補給や情報監視偵察などに用いるとしています。
なお、軍用バージョンのスペックの詳細は今後公開される予定ですが、民間版は12発の電気推進システムにより駆動し、水面スレスレの10mという低高度を飛行する航空機です。最高速度時速180マイル(290km)。水上で離着水することを想定しており、民間用としてはインフラの整わない場所での飛行が期待されています。
なおこの機体は、航空機のスピードとボートの利便性を組み合わせた新しい乗りものとのことで、同社の機体開発にはJAL(日本航空)も出資しています。
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