艦橋構造物が前後に分かれた「ツイン・アイランド」が特徴。

空母プリンス・オブ・ウェールズが東京で一般公開へ

 駐日英国大使館は2025年7月18日、今夏に日本に寄港するイギリス海軍の最新鋭空母「プリンス・オブ・ウェールズ」を東京寄港中に一般公開すると発表しました。

最新鋭の巨大空母が“東京”で公開へ いよいよ来月に日本寄港!...の画像はこちら >>

イギリス海軍のクイーン・エリザベス級航空母艦(画像:イギリス海軍)

 公開日は8月31日(日)の午前中。なお、一般公開は事前抽選による艦内特別見学ツアーとなります。応募は、駐日英国大使館の公式Xに記載されている応募URLから、7月23日(水)正午まで受け付けるとしています。

「プリンス・オブ・ウェールズ」は、クイーン・エリザベス級航空母艦の2番艦として2019年に就役。満載排水量は約6万8000トン、全長は284mあり、STOVL(短距離離陸垂直着艦)機となるF-35B戦闘機や各種ヘリコプターなど合わせて最大48機を搭載・運用することができます。

 クイーン・エリザベス級は、艦橋構造物が前後に分かれた「ツイン・アイランド」を世界で初めて採用し、艦首にスキージャンプ勾配を備えていることが外観上の特徴です。なお、艦載機のF-35は、このスキージャンプ勾配を活用して発艦し、着艦時は垂直に着艦します。

「プリンス・オブ・ウェールズ」と駆逐艦「ドーントレス」、ノルウェーのフリゲート艦「ロアール・アムンセン」で構成するイギリス空母打撃群は今年8~9月、日本に寄港する予定となっています。

 来日中、「プリンス・オブ・ウェールズ」は在日米軍横須賀海軍施設および東京国際クルーズターミナル、駆逐艦「ドーントレス」は海上自衛隊横須賀基地、ノルウェーのフリゲート艦「ロアール・アムンセン」は海上自衛隊横須賀基地および東京国際クルーズターミナルに、それぞれ寄港する予定です。

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