ホーバークラフトの定期運航は2025年7月26日(土)から。
大分市と大分空港を片道約35分で運航大分市中心部と大分空港を結ぶホーバークラフトの旅客船が、2025年7月26日(土)から定期就航します。
大分空港側に開設されたホーバークラフトのターミナルでテープカットを行う地元要人や関係者(伊藤洋平撮影)。
空港側で式典が行われるのは初であり、報道陣には空港ターミナルも報道公開されました。
式典には、大分県の佐藤樹一郎知事や、空港がある国東市の松井督治市長、ホーバークラフトを運航する第一交通産業の田中亮一社長、大分第一ホーバードライブの小田典史社長などが参列。そこで大分第一ホーバードライブの小田社長は「安心、安全を第一に運行していきたい。世界に誇れる移動体として発信していきたい」と述べました。
また、国東市の松井督治市長は「利便性だけでなく、観光資源としても期待したい」と地元の活性化にも意欲を示していました。
かつて大分市街と大分空港は、国内唯一のホーバークラフト「大分ホーバーフェリー」が運航されていました。しかし利用者の低迷などで2009(平成21)年に廃止されています。
ただ、やはり陸路をバスや自動車などで行くのは時間がかかるとして、大分県などが再び就航できないか模索していました。
使用される船は、英国グリフォン・ホバーワーク社製の80人乗り3隻で、最高速度は45ノット(約83km/h)です。
運航スケジュールは毎日8便(4往復)で、大分市(西大分)と大分空港の双方のターミナルを片道約35分で結ぶ予定です。
運賃は空港アクセス、別府湾周遊ともに大人の場合、現地決済だと2500円、アプリ決済では2000円で、3歳以上小学生以下の小児はいずれも半額になります。また、このほかに障がい者割引運賃が設定されています。