RIAT 2025において、2025年7月20日、パキスタンと中国が共同開発した戦闘機 JF-17「サンダー」の最新型が、「スピリット・オブ・ザ・ミート」トロフィーを受賞しました。

パキスタンと中国以外では初の一般公開

 イギリス空軍チャリティ財団が主催する航空祭「ロイヤル・インターナショナル・エア・タトゥー2025(RIAT2025)」において、2025年7月20日、パキスタンと中国が共同開発した戦闘機 JF-17「サンダー」の最新型が、「スピリット・オブ・ザ・ミート」トロフィーを受賞しました。

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運用中の JF-17「サンダー」(画像:パキスタン軍)

 この賞は、イベントの精神や活気を最も体現し、際立った存在感を示した航空機またはチームに贈られるものです。受賞した機体は、パキスタン空軍が運用するJF-17「サンダー」のブロック3型(JF-17C)であり、パキスタン及び中国以外での一般公開は今回のRIAT2025が初めてとなりました。

 同機は、2025年5月に発生したインドとの軍事衝突において、インド空軍のラファール戦闘機を撃墜した可能性がある機体の最新型とされ、非常に高い注目を集めていました。

 主なアップグレードには、広角ホログラフィックHUD(ヘッドアップディスプレイ)、ヘルメット装着型照準表示システム、改良型電子戦システム、新設計のグラスコックピットなどが含まれています。

 なお、同賞の受賞を受けて、パキスタン空軍のザヒール・アーメド・バーベル・シドゥ空軍参謀長は、軍の広報部門を通じて「このような名誉ある賞を受賞できたことは、我々のプロフェッショナリズム、技術的専門性、そして不断の努力の証です」とコメントしました。

【動画】こ、これが最新型…、イベントに登場したJF-17C
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