米軍パイロットの手で宮崎県に飛来するそうです。
宮崎県に約40機を配備の予定防衛省並びに宮崎県新富町はこのたび、同町にある航空自衛隊新田原基地に2025年8月7日(木)、F-35B戦闘機4機が飛来すると相次いで発表しました。
ロッキード・マーティンが製造する垂直離着陸が可能な戦闘機F-35B(画像:ロッキード・マーティン)。
防衛省によると、4機はすべて米軍パイロットによる操縦で飛来するとのこと。なお、着陸する際は、通常着陸に加え、垂直着陸やスローランディングを実施する予定です。
なお、当日のスケジュールでは7日午後1時~午後2時頃に飛来する予定であるものの、天候などの影響で時間変更の可能性もあるとしています。
F-35Bは、アメリカ航空大手ロッキード・マーティンが製造する短距離離陸・垂直着陸が可能な構造をもつステルス戦闘機です。F-35Bは、空母や強襲揚陸艦など洋上に浮かぶ艦船でも発着可能で、日本政府は、空母化改造が進行中のヘリコプター搭載型護衛艦「いずも」「かが」の2隻に搭載して、南西諸島方面の防衛態勢を強化する方針です。
防衛省では、F-35Bの運用は航空自衛隊が担うとしており、当初の計画では令和6年度中(2025年3月まで)に第1ロット分の6機が日本に引き渡される予定でしたが、生産の遅延から、2025年4月以降にズレ込んでいました。
一方で、部隊の新編だけはスケジュール通り進められ、2025年3月には最初の飛行隊となる「臨時F-35B飛行隊」が前述した新田原基地に発足しています。
計画では40機ていど調達するとしており、新田原基地には最終的に同機を装備する飛行隊が2個配置される予定です。単純計算では1個飛行隊約20機になる模様です。
なお、防衛省では2025年度中に8機が引き渡し予定で、残り4機の納入時期については引き続き調整中としています。
また9月中旬には、地域住民にF-35Bの騒音などの特性を体感してもらうことも目的に、基地周辺で短距離離陸、垂直着陸及びスローランディングの実施を含む飛行実演が行われる予定です
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