ウクライナ国防省は2025年7月29日、特殊部隊が公海上の船舶から自爆ドローンを運用し、ガス田の海上プラットフォームを攻撃した際のアーカイブ映像を初めて公開しました。

映像公開は今回が初となる

 ウクライナ国防省は2025年7月29日、特殊部隊が公海上の船舶から自爆ドローンを運用し、ガス田の海上プラットフォームを攻撃した際のアーカイブ映像を初めて公開しました。

特殊部隊がロシア軍のガス田海上プラットフォームを攻撃 ウクラ...の画像はこちら >>

ウクライナ軍の特殊部隊が使っている自爆ボート(画像:ウクライナ国防省)

 この攻撃は2024年9月11日にクリミア沿岸付近で、国防情報局(DIU)の特殊部隊「ティムール」が実施したものとされています。目標は黒海のペトロ・ホドヴァネツにあるロシア軍の海上プラットフォームでした。

 攻撃では、同プラットフォームに設置されたロシア軍の陣地が標的となり、ウクライナ国防省は「占拠者たちは人員と機材に損失を被った」と発表しています。

 黒海では、2014年のロシアによるクリミア併合以降、ウクライナの複数の沖合プラットフォームがロシア軍に占拠され、軍事施設として転用されてきました。

 これまでにもこうしたプラットフォームへの攻撃はウクライナ以外の欧州諸国でも報じられてきましたが、外洋で自爆ドローン、特に一人称視点であるFPVドローンが戦闘で使用され、その攻撃映像が公開されたのは今回が初めてのようです。

【攻撃の瞬間まで…】これが、海上プラットフォームを攻撃した特殊作戦の様子です(動画)
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